憲法改正は96条から、首相、国会で初言及
毎日新聞(1/31)から、
《愈々安倍晋三の身辺からきな臭いにおいが立ちのぼり始めてきた。どうしても憲法をいじって自衛隊を戦争ができる軍隊に作り変えたいようだ。塗炭の苦しみを味わった戦争体験世代には、戦争を知らない危なっかしいおっさんの首相就任は、平和憲法を守り抜きたい世代にとっては、とても見てはおられない恐怖の国会劇になりそうだ。》
安倍晋三は30日の衆院本会議で始まった各党代表質問で、憲法改正について「まずは多くの党派が主張している(憲法改正の発議要件を定めた)96条の改正に取り組む」と述べ、改憲発議要件の緩和から着手する考えを示した。首相は28日の所信表明では憲法改正に触れておらず、国会で言及したのは就任後初めてだ。現職の首相が国会答弁で憲法改正を明言するのは異例のことだ。
96条から憲法改正に着手する意向を表明したのも、民主党が改憲で見解がまとまらない中、改憲を主張する維新に秋波を送り、野党の分断を誘う意味があると見ていいだろう。
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