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2012年12月23日 (日)

調査捕鯨 初の目標設定

 毎日新聞(12/23)から、

 Photo日本が南極海などで続けている調査捕鯨について、水産庁が13年以降の捕獲(鯨肉生産)目標を年2400トンとピーク時の半分以下に設定したことが22日分かった。鯨肉の販売不振による在庫量の増加を抑えるのが目的で、実質的な「生産調整」となる。

 捕獲目標は5年間維持する方針。これまでは鯨種ごとの上限頭数を決めてきたが、13年からは初めて生産量を目標に加え、市場への鯨肉供給量を抑える。過去の生産量のピークは06年の5486トンだった。調査捕鯨を実施している同庁所管の財団法人「日本鯨類研究所」(鯨研)が国内市場に供給した鯨肉は、12年以降、年3000〜5000トン台で推移。11年以降は反捕鯨団体の妨害で2000トン台に縮小した。

 一方、鯨肉の在庫量は最近は4000〜5000トン台と増加傾向が続いている。70年代までの商業捕鯨時に比べて鯨肉が割高となったため、多くの店頭から鯨肉が消え、流通量が縮小したためだ。

 調査捕鯨は05年以降、赤字傾向が続いており、一部には事業の存続に疑問の声も上がっている。水産庁と鯨研は13年から、鯨肉を個人に通信販売したり、居酒屋はじめ外食産業に直接販売するなど販路拡大にも取り組む方針。水産庁は「調査捕鯨はあくまで資源調査が目的だが、年度をまたいだ在庫が発生しないよう販売管理も徹底したい」と話している。

 《06年ごろの捕鯨反対にグリンピースが活発に活動していた当時は、日本国内ではしきりに日本の食文化としてのクジラを言う声が聞かれた。しかし、敗戦後の日本の貧しい食生活を見かねたアメリカの後押しもあって、南氷洋での捕鯨が認められ、過去からの食文化としての鯨が家庭の食卓に上った過渡期があるが、復興なって豊穣の世になるにつれ、06年ころには既に、鯨に頼らなくてもそれ以上の食べものが潤沢に一般家庭でも取れるようになっていた。もはや、鯨を日本の食文化として世界に発信して認めさせるには時代錯誤の感さえあった。》

《日本が言ってきた、「調査捕鯨」が何を目的の調査なのか、理由探しに困るような感じさえあった。「一般の魚類の捕獲量の減少は、増えた鯨が餌としてたべるから」などの説まで聞こえていた。反面、調査の実態は一般に公表されることもなく内容は不明のままだった。同時に、鯨が日本の食文化であることの意味合いはいっそう薄れていきつつあるのが現状だろう。》

 参照 ロンドンのクジラ 2006/01

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