学園祭「禁酒」アンケート
毎日新聞(11/16)から、
学園祭で禁酒の動きが広がっている。一橋大「一橋祭」では今年、酒類販売、飲酒、酒類の持ち込みが全面禁止された。一橋大以外でも東京大「駒場祭」、法政大「自主法政祭」などで禁酒措置がとられた。大学側が飲酒事故を懸念してのことだが、学園祭での禁酒措置に対し学生はどう思っているのか、聞いて見た。(数字は学年)<首都大学東京・石尾>
まず、禁酒措置に賛成派の意見から。
「学園祭には幅広い年齢層の人が来場するので、年齢を見極めるのに売る側の学生が苦労する」(東京女子①)など、年齢確認が難しい状況での酒類販売は良くないとする意見があった。また、「居酒屋などで飲めばよいのでは」(神奈川・男子④)と、キャンパス以外の場所でも飲酒する方法はある、という意見も。
次に反対派の意見。
「(自分の大学の)禁酒措置の理由が『今の学生は飲酒に対する自己抑制が利かない』ということだった。でも、禁止した職員側が大学生の頃は、もっと激しいお酒の飲み方をしていたのでは」(一橋・男子④)と、禁酒措置をとった理由そのものを批判する声があった。
《老人がよく口にする、「昔はよかった」を なぞるような若者の弁だ。完全にアル中予備軍だ。》
酒類販売について、独自のルールをつくっている大学もある。慶応大「三田祭」では酒類販売のチケット制を導入。東京外語大の「外語祭」では20歳以上と実行委員が確認した上で、アルコールパスポートを配布している。「祭という状況を考えると、禁止ではなく規制程度に済ませてもよい」(東海・男子①)というように、禁酒するまでいかなくてもよいという声も聞かれる。
《祭は学生には村祭の無礼講であってはならない。こういった甘えた考えが、箍(たが)が緩んだ結果の事故のもとになるのだ。》
今年は一橋大を筆頭に禁酒措置をとった大学が増加したが、折角の学祭、お酒も楽しみたいという学生側の反発も多い。来年は禁酒措置がどう動くのか。注目したい。
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