「オス化」する女たち
毎日新聞(10/30)”文化面・そのほかのニュース”から、
《この内容が文化なのかどうか・・・。筆者は荻原魚雷とある。》
<要約>
ここ数年、若い男性の「草食化」がよく取りあげられてきたが、ここにきて「ヒゲが生えた」「性格が男っぽくなった」など、女性の「オス化」が話題になっていて、数社の週刊誌でも取りあげられたようだ。
一昔前の「オヤジギャル」、もっと昔には「うちの女房にゃ髭がある」なんていうヒット曲もあった。最近でも女性ファッション誌で「男前」ブームが続いている。
まあ、女性が「オス化」した分、男性が「メス化」すれば、バランスが取れてちょうどいいのかも知れないが。
『週刊SPA!』は、「仕事をバリバリこなし、職場やプライベートでの行動、物言いも男前になったのに加え、ヒゲが生えるなど身体のオス化を訴える女性」が増えているという。
アンケートでも「自分がオス化していると思うことがあるか」の質問に、未婚女性の83%が「ある」と回答している。
仕事などのストレスによる女性ホルモンのバランスの乱れもその原因。また一人称が「俺」になったり、グラビアアイドルを見てコーフンしたいり、「夫よりも、身の回りを世話してくれる妻がほしい」と思ったりする女性もいるとか。
《何かというと、仕事などの「ストレス」が出てくるが、確たる病気でもないのに症候群(シンドローム)と名がつく途端にいかにも病気らしくなるのと同様、「ストレス」も病気の仲間入りをすることになる。ストレスの分かりやすい日本語は「心労」「気苦労」とでも表すことができるだろう。どんな仕事でも気苦労のない仕事など余程遊び半分でしない限りあり得ないし、仕事を真剣にやればやるほど気苦労もある。それが病気になることの言い訳になるような軟弱な身体では碌な仕事は出来まい。》
『週刊女性』は、「”強いオトコ”がいなくなって久しい昨今、オンナがオトコになってきた!?」。 ヒゲが生えた、体臭がキツイなど、「”オス化”は身体が悲鳴を上げている証拠」だから、「安眠」が必要。「お休み前のパソコン・形態」を控え、頑張りすぎず「ストレスは上手に処理」し、「ひじき。ワカメ、黒豆」などの”黒い食べ物”を摂り入れるといいらしい。
《ヒゲまでストレスが原因とは。ストレス以上に猫も杓子ものダイエットによる女性ホルモンの欠乏の方が影響は大きいのではないか。痩せ干からびたオンナばかりで、ふっくら、ぽっちゃりの女性らしい瑞々しいオンナは今は滅多に見ることがない。》
『サンデー毎日』は、口周りの「ヒゲ」を気にしている20代から40代の女性が少なくないという。
《せっせせっせとダイエットに励んでいる世代だ。ホルモンバランスの崩れは当然起きる。仕事にかかれば疲れは直ぐにやってくる。「ストレス」という言葉が頭をよぎる。ストレスだ、ストレスだ、皆がいうストレスだ、と。》
「男性的な職場環境」でバリバリ働くことで、男性ホルモンが活性化しているのも理由の一つ。ストレスや不規則な生活習慣でヒゲだけでなく、「加齢臭」に悩んでいる女性も増えているとも。
《これらもダイエットによるホルモンバランスの崩れだろうし、日本食から西洋化した食習慣の変化が体質の変化とつながったと考える方が順当だ。》
何でもヒゲで悩む女子のことを「ヒゲジョ」というそうだ。因みに「ひげガール」は新宿・歌舞伎町にある有名なおかまバーの名前だとか。
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