生まれたばかりの犬や猫、販売に規制をかけるか
毎日新聞(9/5)“なるほドリ”から、
《記事は犬畜生の話しだが、人間世界にもあてはまる教訓となる。参照 遅くなる離乳期 2009/09、子育てビジョン 2010/02 》
生まれたばかりの子犬や子猫をペットショップで買うことができなくなるって聞いたけれど,どういうことだろう。現在開会中の国会で、動物愛護管理法が改正された。生まれたばかりの子犬や子猫を早い段階で親から引き離すと、大きくなった後に「噛み癖」や「吠え癖」など問題行動を起こす可能性が高まる、と言われている。このため、繁殖業者が子犬や子猫をペットショップなどに引き渡す時期に規制を設けた。
Q 「生まれたばかり」ってどのくらいのことか
A 法律は来年9月に施行される予定だが、施行後3年間は生後45日、その後は生後49日まで期間を延長し、施行から5年以内に、56日に変更するかどうかを検討する
Q 45日とか56日とか、水分数字が細かいが
A 子犬や子猫の授乳機関は1〜2カ月間ほど。親の愛情をたっぷりと受けながら、犬同士や猫同士のつき合い方を学び、人に慣れていく「社会化」という大事な期間でもある。45〜56日というのは、この期間にあたる
《「子犬」や「子猫」を「人間の乳児」という言葉に置き換えれば、そっくりそのまま万物の霊長とうそぶく人間社会にも通用する育児の核心だ。例えば犬の生後1カ月は人間でいえば1歳、2カ月は3歳、3カ月は5歳、6カ月は9歳と言われている。その間に人間の親の働くことを最優先させることからくる子との接触の少なさは、情操面の未発達となり、社会化の欠落となり、現在全国の小中学校で起きている学級崩壊やいじめの原因ともなっているのだ。》
Q 50とかキリのいい数じゃだまなのか
A 56日は「生後6週」という意味だ。欧米の法律では生後56日を採用しているところが多く、動物愛護団体も56日を支持している
Q すぐに56日にすることはできないの?
A ペット販売業者は「56日にする科学的根拠が曖昧」として「46日」を主張している。早く販売しないと、餌代や医療費などのコストばかかる、という事情もあるようだ
Q それぞれの立場で違憲が違うんだ
A ただ、環境省が昨年7月に実施したパブリックコメント(意見公募)では《こんなところで横文字を使ってわざわざ漢字を挿入しなければならない手間を生じさせる、実に馬鹿げた話しだ。》「56日未満の犬・猫の販売は禁止すべきだ」に4万3295件の賛成意見が寄せられ、「45日未満」の3万1408件を上回った
Q それで段階的に56日を目指すことになったんだ
A 生まれたての子犬や子猫の可愛さは格別だが、生涯大切に育てるのは大変だ。すぐ噛んだり吠えたりする犬や猫を買った飼い主が「うるさい」などと言って遺棄したり、保健所に持ち込んだりしてしまえば、そういった犬や猫の多くは殺処分されてしまうことになる
Q 殺されてしまうなんて、可哀相だ
《可哀相だが犬猫の場合は殺処分することで一応のケリをつけることができるが、人間の子は疎まれても殺処分はできず、ひどい場合はそれなりの刑が待っていることになる。》
A 「かわいい」というだけで安易に子犬や子猫を買う飼い主のモラルも問われることになる
《人間世界での育児にも多分に参考になる中身だ。》
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