児童虐待 最多248件
毎日新聞(9/6)から、
警察庁は6日、今年上半期(1〜6月)に摘発した児童虐待が248件で、過去最多と発表した。前年同期比62・1%増で、このままのペースで増え続けると年間で最多だった昨年の384件を大幅に上回る見通しだ。同庁は「社会の関心の高まりから情報提供が増え、それを受けて積極的に事件化している影響」とみている。
摘発の内訳は、
身体的虐待 …………………… 175件
性的虐待 …………………… 68件
ネグレクト(子育ての怠慢や拒否) 5件
罪種は傷害(傷害致死を含む)…… 118件
暴行 ………………………… 37件
強姦(未遂を含む)………… 26件
殺人(同)…………………… 16件 など。
検挙人数は 255人
実父 ………… 94人
養・継父 …… 55人
実母 ………… 50人 などだった。
虐待の理由は「しつけのため」などの供述が目立つほか、周囲から子育ての支援を受けられず孤立したことが原因とみられるケースもあった。金銭目的で児童ポルノを製造・販売する性的虐待もあった。
上半期の被害児童数も過去最多の252人(前年同期比55・6%増)にのぼり、男児が101人、女児が151人。12人が死亡し、うち5人が0歳児だった。
このほか上半期に警察が「虐待の恐れがある」などとして児童相談所に通告した児童数は7271人(同37・7%増)。うち約半数の3634人が暴言や無視、兄弟間差別による「心理的虐待」だった。心理的虐待は配偶者暴力(DV)を目撃した場合も該当し、警察庁幹部は「DVの認知の増加に伴い、虐待が発覚するケースも増えている。ただ、被害の立証が困難で事件化は難しい」と話している。
《確かに、言葉を被害とする虐待は難しい。昭和一桁が子どものころ、「お父さんに言いつけるよ」「お巡りさんに言いつけるよ」「サーカスに売っちゃうよ」「お前が橋の下で泣いていたので可哀相だから拾ってきて育てたんだよ」「そんな子は、大嫌いだよ」「もう、死んでしまえ」「ばか」「もう知らないよ口なんか利かないよ」などは、平民社会では事あるごとに母親の口から飛び出した。この中のどれが虐待に当たるのか分からない。当時の父親の権威は絶大だったし、長いサーベルを腰に下げていた警察官は子どもには鬼より恐い存在だった。現在の警察官をからかうような暴走族のヤカラなど見つけ次第その場で叩きのめされただろう。》
参照 児童虐待 過去最多更新 2012/07
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