非正規労働の未婚率、正規の2・5倍
毎日新聞(8/31)から、
厚労省【平成22年社会保障を支える世代に関する意識等調査】結果について、
1 調査の目的
尐子高齢社会を迎え、また現役世代の就業形態の多様化が進む中で、社会保障制度はその給付・負 担の両面で、人口構成の変化に対応した世代間・世代内の公平が確保された制度へと改革していくこ とが必要となっている。
そこで、本調査は、社会保障を支える世代の就業状況や子育て、親への支援の状況の実態を把握す るとともに、理想の働き方や社会保障に係る負担のあり方などについての意識を調査し、今後の厚生 労働行政の企画・立案のための基礎資料を得ることを目的とする。
2 調査の対象
平成22年国民生活基礎調査(所得票)の対象単位区から無作為に抽出した360単位区内のすべ ての世帯の20歳以上65歳未満の世帯員について行った。
3 調査の実施日
平成22年7月15日(木)
4 調査の事項
(1)性・出生年月 (2)子どもと接する時間、理想とする子育てと働き方の関係、親への支援の状況、理想とする
就業時間・就業形態、今後更に充実させるべき社会保障の分野、社会保障の給付と負担の あるべき姿 等
5 調査の方法
あらかじめ調査員が配布した調査票に、調査対象となった世帯員が自ら記入し、後日調査員が回収 する方式(留置自計方式)により実施した。
6 調査の系統
厚生労働省 都道府県 福祉事務所 調査員 世帯員
市 ・ 特別区及び福祉 事務所を設置する町村
7 回収客対数及び集計客対数
回収客対数 7,973人
集計客対数 7,413人
30代男性の非正規労働者の75・6%が未婚で、正規労働者(30・7%)と2・5倍もの差のあることが30日公表した調査結果(10年度実施)で分かった。04年実施の前回の45・5%から6年で30ポイントも増加した。非正規労働者の経済的な不安定と、未婚化の進行が強く結びついている現状が明らかになった。

男性非正規労働者の急激な未婚・晩婚化は40代でも進んでおり、前回の25・3%から45・7%と増加。正規労働者は30代で30・7%と5ポイント程度上昇したが、40代は前回並みの15・1%。一方、女性は正規の方が未婚割合が高く、30代は前回並みの46・5%、40代は9ポイント近く上昇して22・3%だった。女性が働きながら結婚・子育てをする環境が十分ではない状況が反映している。
重点を置くべき子育て施策(複数回答)では、トップは前回と同じ「教育費の負担軽減」(55・3%)。しかし、2位の「保育所等の充実」43・3%(前回37・9%)と3位の「経済的支援の充実」30・9%(同47・3%)が逆転。待機児童解消が見通せない中、保育サービスの充実を求める声が強まっている様子がうかがえた。
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