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2012年7月12日 (木)

視野狭窄、免許更新に対策必要

 毎日新聞(7/10)から、

 奈良市で昨年3月、歩行者をはねて死亡させたとして自動車運転過失致死罪に問われた男性に対し、奈良地裁(今井輝幸裁判官)は9日、無罪(求刑・禁固1年8月)を言い渡した。男性は視野が狭くなる難病「網膜色素変性症」であることを知らずに運転し、「事故は病気が原因」として無罪を主張していた。今井裁判官は「病気により、被害者を見つけることができなかった疑いがある」と判断し、被告への説諭で「運転免許証の更新時に視野を検査するなど対策が必要」と言及した。

《お優しい裁判官だ。視野狭窄(きょうさく)は早いうちに自覚症状がある。私が左目を網膜剥離(61歳)で手術後、視野検査も行なうが、従来を100とすればおよそ80〜85%に4辺に視野狭窄の現象は出ていた。また、左目からは縦にも横にも直線の世界が消えて波打ち、加えて左目で見える水平線が右目で見える水平線に比べて右下がりに約10〜15度(手術直後は約4〜5度)傾斜し、部屋の障子の桟は激しくクロスする。ただ、右目はしっかりと見えていることから、左の像は視神経が矯正してくれることからさほどに不自由は感じていなかった。》

《しかし、75歳を過ぎた頃から手術した左目に白内障の症状が出始め(網膜剥離を手術した患者の多くに早ければ数年後には現れる人もいる)、運転には十分の自信があった車を捨てる時期を80歳の誕生日と決めるきっかけとなった。左目の視野が狭くなった上に白内障の併発で、運転中は特に左サイドには注意を要し、安全運転を心掛けた。車を諦めたのは正解だった、結果は違反ゼロのゴールド免許のまま終わることができた。現在の左目は深い霧の中で物をみているような感じで、今、目の前にあるパソコンの12ポイントの字も霧の中で殆ど字として読むことができない。幸い右目には白内障の症状は現れていないので、不便だがそれでカバーできている。このように初期の段階で症状の自覚はできるものだ。上の男性は病気を楯に主張をすることで、人一人を殺しても無罪で済ましておられるのだ。》

 男性は奈良県宇陀市の農業、小林被告(43)。判決は、小林被告について「網膜色素変性症に罹患し、正面はよく見えるが周辺はドーナツ状に視野が欠けていた」とし、被害男性(当時69歳)を見つけられた可能性は低かったと指摘した。

 検察側は「前方注意義務を怠って運転していたのが事故の原因で、病気は関係ない」と主張。しかし、判決は「脇見や考えごとに気を取られていたと思われる事情はない。前方を見ながらも歩行者を見つけることができなかったという被告の証言は信用できる」とした。

《視野狭窄なら、車の間から飛び出してくる人を轢いても無罪になるということだ。また、右折、左折で人を引っかけても無罪だ。左右の確認を怠っても「目が病気」ですむ。前だけを見ていればいいのだから。視野狭窄の自覚が持てない無神経な運転手を放っておいては被害者を出し続けることになる。可及的速やかな対策が必要だ。》

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