次世代IPアドレス 運用開始
毎日新聞(6/7)から、
【IPアドレス】
インターネットに接続するパソコンや携帯電話などの機器ごとに割り当てられる識別番号。データをやりとりする際の「住所」の役割を果たす。現行規格の「IPv4」は、ネットの普及で2011年に世界での分配が終了。次世代「IPv6」の導入でデータの安全性が向上し、機器同士の通信がしやすくなるといったメリットがある。
米グーグルや日本のKDDIなど、世界のIT関連大手や通信大手は6日(世界標準時)、インターネット上の「住所」を示すIPアドレスがほぼ無制限にある次世代規格「IPv6」の運用を開始した。
パソコンや携帯端末の普及でネット利用人口が世界的に急増する中、約43億個あった現行規格「IPv4」のアドレスは2011年にほぼ枯渇。「IPv6」への対応で家電や自動車などさまざまな機器をネットにつなぐことが可能になり、利便性が高まりそうだ。
これまでに配分されたアドレスは引き続き使えることから、ネット利用に当面は大きな支障は出ないとみられている。
取り組みに参加するのは他にフェイスブックやマイクロソフト、AT&T、米ヤフーやNTTコミュニケーションズなどで、6日以降は新規格を永続的に有効にする。
「IPv6」は340兆に1兆を掛けて、さらに1兆を掛けた数あり、事実上なくなる心配がない。新アドレスの利用には、パソコンや携帯端末、ネットワーク機器、ウェブサイト側での対応が必要。「ウィンドウズXP」以降の基本ソフト(OS)を搭載するパソコンや一部の携帯端末は対応済みだ。
グーグルなどのウェブサイト側は従来の「IPv4」でも引き続き運用する。グーグルなどは昨年6月の1日間、試験的に「IPv6」を運用、大きな混乱はなかった。
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