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2012年6月10日 (日)

出生率頭打ち1.39(11年)

 毎日新聞(6/6)から、

Photo_4厚生労働省は5日、11年の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの数に相当)は1・39で、前年と同じだったと発表した。過去最低だった05年(1・26)の後は上昇傾向にあったが、頭打ちとなった格好だ。11年は出生数も前年比2万606人減の105万698人と過去最低を記録したほか、一層晩産化が進み、第1子出産時の母親の平均年齢は30・1歳。前年より0・2歳上昇し、初めて30歳を超えた。

 11年に出生数が減ったのは、40歳未満の女性人口の減少に加え、晩産化の影響などで30歳未満層の合計特殊出生率が軒並み低下したことが大きい。出生数が減りながら出生率に変化がなかったのは、分母となる女性人口も減少したためだ。12年は昨年3月の東日本大震災の影響による「産み控え」で出生率が低下するとみられており、当面、回復は期待できそうにない。

 ここ数年の出生率の上昇基調は、晩産化で05年時点では出産を控えていた女性が比較的高い年齢で産んだためとされる。中心は前後の世代に比べ人数が多く、出生率回復の「頼みの綱」とされた団塊ジュニア世代(71〜74年生まれ)だ。

 しかし、団塊ジュニアも40代に突入した。また出産数が最も多い30〜34歳の人口は急速に減少に向かっており、今後の好転は難しいとみられる。

 一方、11年の死亡数は、前年比で5万6451人増の125万3463人で戦後最大となった。人口の高齢化に加え、東日本大震災の影響で、若年層の死亡も増えた。

 合計特殊出生率は05年に過去最低に落ち込んだあと、08年には1・37まで回復、09年は横這いで、10年に1・39となっていた。

 〖解説〗
 11年に生まれた子ども数(105万698人)は、合計特殊出生率が最低(1・26)となった05年(106万2530人)をも下回り、過去最低となった。11年の出産期にある15〜49歳の女性は約2634万人と、06年より100万人も減少している。

 一方、国立社会保障・人口問題研究所が1月に公表した長期推計によると、同出生率も今回の1・39がピークで、15年以降は下降線をたどる。出産期の女性数の減少と出生率の頭打ちのダブルパンチで、少子化に歯止めがかかる見通しはたっていない。

 出生率は06年以降、晩産化の影響で出産を控えていた人が産み始めたために上昇基調に転じたとみられ、出生数も109万人前後で推移してきた。それでも、女性の数は長期減少傾向にある。

 1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が少々増えても、産む女性の数が減る以上、子ども全体の数は減少していく。

 11年には団塊ジュニア世代(71〜74年生まれ)が40代にさしかかった。一方、最も出産が期待される30代前半の世代は前年より15万人以上も減少、約388万人と400万人台を割り込んだ。

 女性が子どもを産み育てたいと思える社会への転換を急がなければ、少子化克服への道は閉ざされることになりかねない。

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