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2012年3月28日 (水)

「鉱山採掘権」被害 多発

 毎日新聞(3/28)から、

《アメリカ西部のゴールドラッシュは映画「黄金」にもなったが、銭、金に目のくらんだ連中の最も血道を上げる対象となる。金のためなら仲間は裏切り、甘い汁を吸おうと騙し騙される駆け引きが始まる。このような亡者(もうじゃ)の心に乗じ見透かしたように、その彼らの上をゆくぼろ儲けの詐欺を企てる輩たちが横行する。》

 世界でも有数の金含有率を誇る菱刈鉱山(鹿児島県)などの採掘権を取得できるという架空の投資話で現金を騙し取られる被害が相次いでいる。昨年高騰した金価格に目を付けた詐欺的な勧誘と見られ、1000万円を超える被害も出た。鉱山を所有する住友金属鉱山(東京都)は「鉱山の権利を販売することはなく、勧誘話は詐欺や詐欺まがいの内容」と注意を呼びかけている。

《菱刈鉱山の鉱脈は昭和56(1981)年に発見された日本最大の金鉱山だ。住友金属鉱山により1985年から採鉱が行なわれている。推定埋蔵量は250トンと推定され、日本国内の主要金山を合わせてもそれを上回る大規模なものだ。通常の金鉱石の品位はトン当り数グラムだが、菱刈のものは鉱山の平均でトン当り約50グラムと非常に高くて、世界最高水準とされる。》

 「『大都』という会社のパンフレットは届いていないか」。1月中旬、千葉県の女性方に信託銀行員を装う複数の男から立て続けに電話があった。数日後に大都社から届いたパンフレットには、菱刈鉱山の「鉱物譲渡権利」への出資を1口10万円で勧誘する申込書が添付されていた。

 男らは「大都は経済産業省のお墨付きを貰っており、4月に上場する。権利を購入したら、2倍で買い取る」と持ち掛けたが、女性は大都社のパンフレットに記された番号に電話したが、通じない状態だった。大都社の他にも数社が同様に菱刈鉱山への投資を勧誘しており、住友金属鉱山は「当社と一切関係ない」として、ホームページで業者名を公表した。

 住友金属鉱山に、投資勧誘についての問い合わせが寄せられるようになったのは昨年6月ごろから。当時はギリシャの財政危機が深刻化するなどして、金相場は高騰。投資マネーの逃避先として、金が注目されていた。今年1月以降は1カ月半で問い合わせ件数は約20件に上り、北九州市では800万円を支払う被害も起き、福岡県警が詐欺容疑で捜査している。

 金価格の高騰は一段楽したが、国民生活センターによると、他の鉱山名を挙げた投資話を含め、被害相談は続いている。

 1月初旬には、閉山している馬上金山(大分県)を巡り、別の業者から「採掘権を購入して」と持ち掛けられた福岡県内の女性が1240万円をだまし取られたという。

《貧乏人の家庭に生まれ、分限や身の程知った生活をする人間には、騙されるほどの蓄えがある筈もない。1000万、1240万などは夢の世界の話だ。》

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