禁煙が糖尿病の発症を増大させる
毎日新聞(3/1)から、
禁煙して5年程度までの人が糖尿病を発症する危険性は、喫煙経験のない人より高いことが、国立がんセンターなどの研究班による全国約6万人の調査で判明した。米科学誌「プロスワン」に発表した。
喫煙者が糖尿病になる危険性は、たばこを吸わない人に比べ、男性1・3倍、女性3倍に高まることが知られている。10都府県の40〜69歳の男女を5年にわたって追跡、糖尿病の発症状況を調べた。
その結果、禁煙した男性が糖尿病になる危険性は、たばこを吸わない男性の1・42倍になった。禁煙前に比べ体重の増加が少ない男性も、たばこを吸わない男性に比べ糖尿病の危険性が高まった。
禁煙前に1日25本以上のたばこを吸っていた男性が糖尿病を発症する危険性は、たばこを吸わない男性の2・15倍と高く、喫煙本数が多いほど危険性は高かった。禁煙5年後以降は、非喫煙者との差はほとんどなかった。
禁煙後の女性が糖尿病になる危険性は、たばこを吸わない女性より2・84倍も高かったが、調査対象者が少なく、誤差が大きいとみている。調査を担当した国立保健医療科学院の大庭志野・特命上席主任研究官は「体重が増えなくても、禁煙から少なくとも5年間は健診などで体調に配慮することが大切だ」と話す。
《対象が6万人とだけ分かるが、世代構成は不明、男女比も不明、発症者数は皆目分からない。それ以外は発症率の比較数字だけなのでややこしい話だが、愛煙家が禁煙したことで、喫煙経験のない人よりも、糖尿病発症の危険性が高い、ということか。たばこは止めた、それで糖尿病になったでは、たばこ代が糖尿病の治療費に取って代わっただけになる。太鼓叩いて禁煙は呼びかけない方がいいのでは。》
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