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2012年2月 7日 (火)

信号機認識

 毎日新聞(1/7)から、

 参照 色弱 2009/04

Th_ 黄色と赤色を識別しづらい色覚異常《色盲、色弱》の人も見やすいユニバーサルデザイン信号機が、東京都港区の芝郵便局前交差点に試験設置される。九州産業大(福岡市東区)の落合太郎教授(環境デザイン)が世界で初めて開発。特殊なLED(発光ダイオード)で「×」印を示し、色覚異常の人には青色の光で認識されるが、一般の人には違和感がないよう色合いを工夫。全日本交通安全協会が約1カ月間、実用化に向け、利用者の声を聞く。

 色覚異常は、日本人男性で20人に1人、女性で500人に1人の割合で症状があるとされる。近年、信号機は電球式から消費電力の少ないLED式に変わりつつあるが、色覚異常の人には赤色と黄色がより同系の色合いに見え、街路灯もある夜は、さらに認識が難しい。

 落合教授は03年から研究に着手。企業の協力で開発された。通常より4倍明るく光る特殊なLEDで「×」を表示する。一般の人には一見ピンク色に見えるが、100メートル離れると赤色に紛れて判別できない。一方、色覚異常の人はLEDの光に含まれる青色を感じ取るため、×印が鮮明に分かる。規格使用になれば、コストは従来と変わらないという。

 警察庁や福岡県警に有用性を訴え、先月末から福岡市東区で公道実験がスタート。東京都内では、色覚異常の専門外来がある東京慈恵会医大病院近くの交差点が設置場所に選ばれた。7日に設置予定だったが、悪天候のため8日に延期された。

 落合教授は「ようやく実用化段階に来た。現状を知ってもらい、運転者の誰もが見やすい信号の意義が伝われば」と期待を寄せた。


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