自殺対策標語 GKB47
毎日新聞(1/24)から、
内閣府自殺対策推進室が3月の対策強化月間で使うキャッチフレーズについて、人気アイドルグループAKB48をもじって「あなたもGKB47宣言!」としたところ、有識者でつくる自殺対策推進会議の23日の会合で、委員から異論が相次いだ。内閣府は予定通り啓発ポスターで使う方針だが、物議を醸しそうだ。
《ものを考えることもしない能無しの連中のセンスを疑いたくなる。マツコデラックスを待つまでもなく、「モノを考えない連中、与えられた情報を疑うこともしない」連中に祭り上げられているのがAKB48だ。内閣府も何を考えて「考えることもせず」にその烏合の衆の猿真似をするのか。あまりにもお粗末なネーミングだ。》
「GKB」とは、悩んでいる人を見守り、自殺を思いとどまらせる医師らを指す「ゲート・キーパー」、その役割を幅広く国民各層に担ってほしいとの願いを込めた「ベーシック」の頭文字から取った。「47」は自殺対策の取り組みを全国の都道府県に広げたい意味合いを持たせている、という。
《私の貧弱な英語力ではゲート・キーパーの意味は手元の英語辞典(1982年版)でも「門番、門衛、踏み切り番」とあるように、それしか知らなかった。時代錯誤も甚だしいが、現在、インターネットやエレクトリックの発展は、他にもゲート・キーパーに幾つかの意味を持たせているようだ。
• ソニーの従業員を指すインターネットスラングで、GKとも略される
• 経済協力開発機構の作業部会が勧告を準備しているゲートキーパー立法のこと
• テレビ電話用のプロトコルH.323を構成する装置の一つ
• 遊技王に出てくるゲストモンスターの一つ
• そして、 自殺予防の分野においては地域や職場・教育等の分野において、自殺のサインに気づき、見守りを行い、専門相談機関による相談へつなぐ役割が期待される人材のこと、とある(Wikipediaから)》。
《このように沢山の意味を持つ言葉に、Bを加えるだけで一般には知られていないだろう内閣府の言う自殺対策に結びつけて考える人がどれだけいるのだろうか。AKB48と同じように、お前たちは何も考えなくてもいい、そう記憶していればいんだから、とでもいうつもりなんだろうか。》
ただ、内閣府が推進会議で説明すると、複数の委員から「自殺対策は重いテーマだ。違和感がある」との意見が出された。内閣府側が「(自殺対策に)関心の薄い一般国民向けには分かりやすさも必要だ」と理解を求めると、それ以上の反発はなかった。
藤村官房長官は記者会見で「若い世代に呼びかけたいという意図だ」と述べた。標語はポスターを始め電車の中吊りで使う。自殺対策強化月間は今年で3回目になる。
《関心の薄い一般国民、若い世代に言葉を知ってもらうだけでは対策にはならない。一般国民は、若い世代は何をすればいいのか、どうすればGKB47の趣旨に沿った活動ができるのか、それを理解させなければ中吊りポスターだけでは俯いてゲームに熱中する連中には4回目、5回目と、いつまで経っても笛吹けど踊らずの繰り返しで終わるだろう。》
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