女性宮家
参照 アル中三笠宮殿下 入院 2007/06
それほど慶ばしいこと? 2006/09
《参照の中でも触れているが、むかし存在した大奥がなくなり、万世一系としての男子が生まれてくるまで子どもを生産する背景を失った。現在は天皇も一夫一婦制を守り、生まれてくる子が必ずしも男の子とは限らなくなった。皇太子に男子が生まれず、急遽紀子さんが頑張って無事男子を生むことに成功した。女性天皇が取り沙汰されたのがこの頃だったが、ひとまず安堵して、この問題は沈静化したようにみえたが、今度は現状の皇族減少の懸念から、「女性宮家」などが検討されようとしているらしい。》
毎日新聞(11/27)“なるほドリ”から、要約と《 》内は私見。
宮家というのは、天皇一家や皇太子一家を除いた皇室の方々の一家のことで、中世に起源がある言葉で、現在の皇室には、皇太子の弟の秋篠宮家、天皇陛下の弟の常陸宮家、それから昭和天皇の末弟の三笠宮家、その長男の寛仁親王家、次男の桂宮家、三男の高円宮家の6宮家がある。ただ、「女性宮家」というのは法律制度上も現実にも今は存在しない。
Q それで
A 皇室制度は憲法と皇室典範などで規定されているが、典範第1条で「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と定めており、宮家の創設は「男系の男子」の結婚や独立を機に行なわれ継承もこれまでは男子だけが対象だった
Q でも高円宮の当主は、久子さんだよね
A 高円宮が急逝して、久子さんが「独立して生計を営む親王妃」という位置づけで宮家を守っているが、「女性宮家」とは、言わない。「女性宮家」とは「皇統に属する女性が成人もしくは結婚して独立した生計を営む」ことを指す
Q なぜ今、話題になっているの?
A 典範では、女性皇族は結婚後、皇族の身分を離れることになっている。しかし、天皇陛下の次の代は、皇太子、秋篠宮らがいるが、孫世代になると秋篠宮家の5歳の長男悠仁しか男子がいない。このままでは、皇族の数が少なくなる一方なので、女性皇族も結婚しても宮家を創設し、皇族にとどまってもらい、皇族の数をある程度確保すべきだという声が出ているのだ
Q 歴史上、女性宮家というのは存在したの?
A 明治前半まであった旧桂宮家の最後の当主は、仁孝天皇の皇女の淑子内親王だった。「女性宮家」の例ともいえるが、それまではこの宮家も男系男子が代々継いでおり、他には例が見当たらないようだ
《一つの例でもあれば、全くなかったとは言い切れまい。女性天皇(私は賛成だが)の問題も含めて皇室典範の見直しをする良い機会ではないか。》
Q 制度導入の検討は進んでいるのか
A 現在の典範に改正の必要性があることは、宮内庁や多くの研究者らが認めているが、父方が皇族である「男系」が皇族の歴史上ずっと続いてきたことにこだわりを持つ意見も根強いのだ。女性宮家を認めた場合、「女系」で皇室につながることになる。制度創設までには、女性皇族のどの範囲までを対象とするか、皇位継承資格や皇位継承順位をどうするかなど論点を洗い出す必要がある。独身女性皇族の結婚時期も視野に入れながら、国民全体で考えることが必要だ
| 固定リンク
最近のコメント