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2011年10月 7日 (金)

移植認定医 来年度導入

 毎日新聞(10/7)から、
 改正臓器移植法の全面施行(10年7月)に伴う移植実施数の増加を受け、日本移植学会(理事長・高原大阪大教授)は、脳死した臓器提供者(ドナー)に敬意を払う倫理感や、移植に関する知識を身につけた医師を「移植認定医」とする制度を12年度から導入することを決め、6日、資格取得の要件となる教育セミナーを仙台市で開いた。初年度は約2000人の登録を目指す。

 セミナーで講演した福嶌阪大教授は「臓器提供への理解を得るためには、医師の倫理性が重要になる」と指摘。受講した山形大病院の医師、西田隼人(35)は「移植を受ける患者のことばかりを考え、ドナーのことを忘れてしまう危険性は常にある。(認定医制度の導入を通じて医師への)啓蒙を続けていくことが重要だ」と荷べた。

《まさに俄造り、泥棒見て縄の段取りというべきだ。上記の何人もがいう医師の倫理や心構えを今更取り上げて啓蒙がどうのこうのの段階ではなかろう。いくら医師が算術の時代になったとはいえ、あまりにも幼稚なレベルでの話しではないか。》

 認定医制度規則によると、認定医は3年以上の臨床経験や学会主催のの教育セミナーに5年以内に1回以上参加することなどが求められ、学会の認定医制度委員会の審査を経て登録される。5年ごとの更新も必要。12年度から3年間は移行措置として、外科や救急医などの関連学会の専門医の資格や一定以上の移植手術の経験などがあれば認定される。

 制度は、改正法施行で家族承諾などによる臓器提供が増えて移植実施数が伸び、移植医療に携わる医師が不足する事態を防ぐ措置。

 厚生労働省によると、脳死での臓器提供者は施行前の09年は7人だったが、10年は32人、今年は10月1日までに33人に達した。このため、従来は移植手術をする外科医が兼務していた術後の診察や薬の処方を、今後はこれまであまり移植医療に携わってこなかった内科や小児科の医師に依頼するケースが増えるとみられる。

《鐘や太鼓を叩くように移植、移植と大騒ぎをしながら、医師を含む受け入れ態勢の準備には頭が回らず、今になって慌てふためくようでは担当医師の粗製濫造が心配される。ことは人の「いのち」を取り扱う立場であることを真剣に考えてほしいものだ。》

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