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2011年10月26日 (水)

「自転車は車道」通達

 毎日新聞(10/26)から、
 きょうの毎日紙は自転車問題に大きく紙面を割いた。

 道交法は60年の制定時、自転車は車道走行と定めたが、70年と78年の改正で歩道走行を例外的に容認した。その後、歩道走行は一般化し、原則と例外が逆転してしまった有様だ。自転車のルール違反は後を絶たず、事故も多発していることから、警視庁は25日、自転車の原則車道走行を促すことを柱とする自転車交通総合対策をまとめ、全国の警察本部に通達した。自転車通行が可能な歩道を減らし、自転車レーンの整備を進めることにより、自転車と歩行者の分離を図り、悪質で危険な運転の取り締まりも強化する。歩道走行を事実上容認してきた従来の姿勢を転換した。

【自転車交通総合対策の骨子】
 • 自転車通行が可能な歩道の見直し
 • 自転車道や自転車レーンの整備
 • 街頭での指導・取締りの強化
 • 学校と連携した安全教育の推進

 「自転車通行可」の標識がある歩道は全体の46%を占める。このうち幅3メートル未満の歩道について警視庁は、自転車の走行を原則禁止する方向で検討するよう指示。ただし、幼児やお年寄りは除外し、車の交通量が多く車道走行が危険な場合なども例外と位置づける。どの歩道を見直しの対象とするかは交通事情に応じて各警察本部が判断する。

 また、自転車が通行しやすい環境を整備するため、縁石などで車道と区切られた自転車道や、自転車専用通交帯(自転車レーン)を増やすことも総合対策に盛り込んだ。

Th_th_  ♦自転車走行の主なルール
 道路交通法で自転車は「軽車両」と位置づけられ、車道を走るのが原則。しかし、
 ①歩道に自転車通行可の標識があるとき
 ②幼児など車道通行が危険な者が運転するとき
 ③車道の交通状況に照らして歩道通行がやむを得ないとき──は歩道を走行できる。歩道を走る際は歩行者を優先し、徐行しなければならない。

 街頭での取り締まりの強化も指示した。速度を上げて走る自転車は車道を走行するよう指導し、やむを得ず歩道を走る場合は徐行するよう注意する。注意に従わなかったり、ブレーキをつけないピスト(競技用自転車)など悪質な違反には交通切符(赤切符)を切って摘発する。

 統計によると、昨年の自転車関連事故は15万1626件で交通事故全体の2割を占め、 死傷者の3分の2にルール違反があった。自転車利用者のマナーの悪さに対する批判も絶えず警察庁は抜本的な対策を検討していた。担当者は「今回の総合対策で自転車は『車輛』であることを徹底し、ルール遵守の意識を浸透させた」と話している。

《確かに、言っても聞かないマナーの悪さは、老若男女にかかわらず何も自転車には限らないが、現在の自転車に関する限り、昔走る凶器といわれた自動車の比ではない。だが、整備もろくに進まない中で。取締りに急で違反者を増産しては、仏つくって魂入れず、お笑いぐさだ。》

 別のページには例の“なるほドリ”が。
 ◎自転車レーンって何?
 警察庁が自転車レーンの整備を進めるといっているが、現在あるそれを見たことあるだろうか。車道の脇に「自転車専用」と書かれた青色のペイント。あれが自転車レーンで、正式には自転車専用通行帯という車線の一種だ。都道府県の公安委員会が、通常は車道の左側に線を引いて、自転車だけが通る車線として指定する。一方通行で幅は1メートル以上とされている。

 Q 自転車は今、車道や歩道など、いろいろなところを走っているが

 A 本来自転車は車道を走ると定められているが、1970年に交通死亡事故が史上最多となり「交通戦争」と指摘され、条件付きで歩道を走ってもいいことにした

 Q やっぱり車道の脇を走ると危険じゃないか

 A 車の速度がそんなに速くなければ危険ではないとされている。逆に、車のドライバーが自転車を常に意識するので安全という指摘もある。欧州では、車の制限速度が時速30〜50キロの道には自転車レーンを設けるなどと基準を作って積極低に活用しているようだ

 Q どうして日本でも設置を進めることにしたのか

 A 自転車が歩道を走るようになり歩行者との事故が増えたからだ。歩行者と自転車、車の3社を区分するには、縁石や柵などで車道や歩道と分けた専用の「自転車道」があるが、こうするには多額の費用がかかる。また、歩道上で歩行者と自転車の通る部分を線や色で区分けした「自転車歩行者道」もよく見かけるが、どうしても歩行者と混ざりがちだ。自転車レーンは比較的安価なうえ、3者の区分けもはっきりしている。

 Q なぜこれまで設置がすすまなかったのか

 A 路上駐車で通行が妨げられる懸念があったり、沿道の事業者から「荷下ろしができない」といった苦情が出たりするためだった。また、道路の基準を定めた政令に自転車レーンの明確な規定がないため「設置根拠がはっきりしない」として自治体がためらう場合もあったようだ。昨年3月末時点で整備延長は約200キロ、全道路約120万キロのわずか0・02%だ

 Q そんなに少ないの。何とか設置が進んでほしいな

 A その通り、地域で協力して懸念や苦情を解決して、自転車にも歩行者にも車にも安全な道を作りたい

 警察庁は25日、自転車の交通ルールに関する意識調査の結果を公表した。

 自転車の通行は車道が原則であることについて、「あまり守らない」や「守らないことがある」と答えた人が46%に上るなど、ルールを守る意識が十分に浸透していない実態が浮かんだ。調査は今年9月30日〜10月6日、全国の運転免許試験場の来場者を対象にアンケート方式で実施し、1297人が回答した。

 ◎「自転車の通行は車道が原則であり、歩道は例外である」というルールについて尋ねたところ、
  ▽知っており、守っている  22%
  ▽知っているが、守らないこともある  34%
  ▽知っているが、あまり守らない  12%
  ▽知らなかった  7%
  ▽知っているが、自転車に乗らない  24%
   (無回答 1%)

 ◎「歩道は歩行者優先で、自転車は車道寄りを徐行しなければならない」については
  ▽守らないこともある  23%
  ▽あまり守らない  6%
  ▽ルールを知らなかった  14%
 など、ルールが遵守されていない状況がうかがえる。ルールを知っていても守れない理由は「自転車の通行環境が不十分で、ルールを守れないから」が58%ともっとも多かった。

 また、「事故で賠償責任を負った際の支払いを担保するため、損害賠償責任保険などへの加入を自転車に義務づけるべきか」との問いに、「義務づけるべきだ」と答えたのは49%で、「義務づけるべきではない」の16%を上回った。

《いずれにしても、人情薄い殺伐たる世の中になったものだ。》

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