« 10年度国語に関する世論調査 | トップページ | PHS「定額」を切り札に通話で復調(ウィルコム) »

2011年9月20日 (火)

気軽な書き込み ツイッター、ブログ注意必要

 毎日新聞(9/17)から、
 ツイッターやブログで不注意な発言をしたり、法に触れかねないことを「告白」して大騒動に発展する事例が、このところ相次いでいる。いったん流れた情報は真偽にかかわらず転載され、批判や中小が殺到する。名前や住所、顔写真までもネット上にさらされる場合もある。

《基本的に私は、あれこれの個人レベルの世間話や他人事に首を突っ込むことが極めて嫌いで煩わしいことに感じている。他人様が何をしようと,タレントが屁をたれようと、どこでお泊まりしようと、誰が誰とくっつこうが別れようが全く興味がない。何時誰が成田に飛来するとか、コンサートがあるとか、そんな話しに加わるほど無駄な時間の持ち合わせはない。だから、ツイッターをしようとは思わなし、何十回ものメールで誰かとつるんでいないと寂しいとも思わない。新聞に書かれていることが、現実の世界にあることが不思議にさえ思う。》

 「知り合いに聞かれ、実名を挙げてある人を批判してしまった。同業者しか読んでいないだろうと思って気軽に書いた。軽率だった」。50代の男性は、自身がネットで攻撃された経験をそう振り返る。ネット業界にも詳しいベテランだ。ブログには「会社をクビにしてやろう」などと嫌がらせや中傷のコメントが殺到した。慌ててグログを閉鎖して相手に謝罪したが、ネット掲示板に転載され、非難はしばらく続いた。「寄せられた大量の投降を調べてみるとほとんど同じIPアドレスからだった。炎上(批判・非難が集中すること)させようとする側がストレス発散になるので、失敗しても成功しても止まらない。次々と検索して対象を探し出していく」と話した。

 8月29日、日本新薬(京都市)の女性社員が、「同僚が懇意にしている薬局から(睡眠導入剤)ハルシオンの後発品をまとめ買いして飲み会のお酒にいれている」という旨をツイッターに書き込んだ。文末には「危険過ぎ」ともあった。

 「薬品メーカー社員が薬を不正使用している」としてネット上で非難が殺到。女性社員の氏名、写真とされるものがネット掲示板に転載される事態になった。同社は調査に乗り出し、今月5日、「ネット書き込みに関するお知らせ」を公表。私的な宴会の席で男性社員が、医療機関から処方された同薬を2人の同僚の酒に1錠ずつ入れたことを確認したうえで、「医薬品を取り扱う製薬企業の社員が、業務外の場面とはいえ、医薬品を使って不適切かつ不謹慎な行為を行ないましたことを深くお侘び申し上げます」とホームページで謝罪した。

 女性社員はその宴会にはいなかったという。いわば「聞きかじり」の話しをつぶやいたことが、会社を巻き込む事態になった事例だ。ネットの世界では「何気ないひと言、行為」が大きな反響を及ぼすことになる。

《内部告発のようなたれ込みが、推奨されるような動きさえある最近の世相のなか、心よく思わない他人のちくりは、当人にしてみれば、溜飲を下げる思いでもあろう。こころにわだかまる思いを夫の携帯電話を盗み見することの好きな種類の人種が多い昨今のことだ、何かとツイッターのネタになれば他人の弱点や揚げ足を取ることにも人間としての罪の意識は失われることになるのだろう。》

 今夏の全国高校野球選手権で準優勝した青森県代表、光星学院高(八戸市)。甲子園から戻った選手たちの「出迎え式」が学校で開かれた8月22日、ベンチ入りしていた選手3人が飲酒していたことが判明。同校は停学処分にした。県外出身の選手たちで、それぞれが昨年末、帰省先での飲酒をブログで自慢げに書き込んでいたという。甲子園での活躍で選手個人のブログが多くの読者に閲覧されたため、発覚したとみられる。同校は来月に開かれる国体への出場を辞退した。

 大学生がカンニングや窃盗、飲酒運転などをしたことをツイッターで告白し、ホテルやレストランの従業員が著名人が来客したことを書き込んで問題化するケースは,毎月のように起きている。書いた本人たちは安易な気持ちでも、騒ぎになって実名がさらされ、内定先に抗議の電話が行ったり、所属する学校や店、企業も思わぬ信用低下にされされる。

 こうしたケースが増えているのは、ツイッターやフェイスブック、ブログの利用者が増え、気軽に書き込みできる環境が整ったことが大きい。さらに、複数のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、ブログに書き込んでいる人が多いため、それぞれの書き込みやプロフィルを比較することで、書き込み主が特定されやすくなったためだ。

 こうした状況に対応するため、SNSに関するガイドラインを策定する企業や団体が増えている。千葉市は昨年、職員がSNSなどを使う際のガイドラインを決め、質疑応答集をまとめた。
 ▽「炎上」後に発信内容を書き換えること、さらに非難は強まる可能性がある
 ▽内容を隠れて修正せず、きちんと謝罪文を掲載する
など、具体的な対処法を示した。

 「就活のしきたり」(PHP新書)などの著書があるライター、石渡嶺司によると、不用意な書き込みをしたことがきっかけで就職の内定が取り消されたり、退職、退学せざるを得なくなったケースは、05年前後から起きているという。採用担当者は学生のネットでの言動を調べているといい、「特に10〜20代の若者はネットが公開の場であるという認識がない。(違法行為が)虚偽であっても、いたずらでは済まないことがあると教えるべきだ」と話す。

 橋元良明教授:東京大大学院(社会心理学)は話す。
 私の研究室で10〜60代のネット利用時間を調べた(日本人の情報行動2010年調査)が、10代で平均1日78分、20代は110分で、テレビ視聴と並ぶ情報行動の中心になっている。別の調査を見ても、韓国やアメリカ人はゲーム依存者が多いが、日本ではSNSなどの書き込みに時間を費やしている人が多い。
 依存症状がある人は、「公的自意識(人に見られているという意識)が高い。初めは日常的なことを書いていて、」だんだん「つまらないことを書いたらばかにされる、読者が離れてしまう」という強迫観念が生まれる。高校生が「酒を飲んだ」などと書いてしまうのはこのためだ。彼らは一方で憂鬱感、孤独感が強い傾向もあり、ネットに依存するのはその裏返しだ。

 「身元を調べられることはないが,仲間内では『ヒーロー』になれる」。そんな軽い気持ちで書いてしまうのではないか。昔は情報誌に投書したようなことだが、投降先がネットになると反応は速くて大きい。マスコミで取り上げられるなどして、大きな社会的制裁を受けることになる。やってしまった人は例外なく、その重大さにショックを受け、後悔していると思う、と。
 

|

« 10年度国語に関する世論調査 | トップページ | PHS「定額」を切り札に通話で復調(ウィルコム) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107998/52785916

この記事へのトラックバック一覧です: 気軽な書き込み ツイッター、ブログ注意必要:

» 逆流性食道炎に悩んでいます。 [食べ過ぎ中年]
逆流性食道炎対策を、悩んでいる方向けに詳しく解説しています。 [続きを読む]

受信: 2011年9月21日 (水) 10時26分

« 10年度国語に関する世論調査 | トップページ | PHS「定額」を切り札に通話で復調(ウィルコム) »