「髪は男の命」に
毎日新聞(9/9)から、
《昔風にいえば、髪は何年手入れしていないのか、床屋に行っていないのか。と見紛うのが現代の男たちの髪型だ。女たちが西洋かぶれの赤く染めて不揃いに伸ばしたいかにも不潔に見える長髪の、ただ短いだけが男版だ。近ごろでは各テレビ局の男たちも、頭髪を逆立てたザンバラ髪が目立ってきて、自分の好みなのか、担当のメイクの仕業かわからないが、たしかに男たちも化粧をするのが好きに見える。顔はスタジオライトの照りなど、素のままでは映像としての問題もあろうが、今のような雨に打たれたヤマアラシのような髪は不潔に見えるだけだ。このようなどう弄っても汚らしい男の髪だがメーカーは、それでも化粧好きになった最近の男どもに、昔からずっと言い続けられていた「髪は女の命」の一字を入れ替えて、女らしくなった現代の男たちの心をくすぐるキャッチフレーズにするようだ。》
男性用シャンプー商戦が盛り上がっている。メーカーは頭皮を洗って毛髪を強くし、抜け毛などを防ぐ効果を提案、薄毛が気になる中年男性の関心をよんでる。女性向けシャンプー市場が飽和状態の中、企業は高収益を期待できる男性向けの需要掘り起こしに懸命だ。
大塚製薬は8日、男性用シャンプー「UL・OS(ウル・オス)薬用スカルプシャンプー」を13日から発売すると発表した。地肌を痛めずに頭皮の皮脂や汚れを取り除く成分を配合。30台後半〜40代の男性がターゲットで「健康的な頭皮に導く」(桜井執行役院)とアピールする。値段は300mlで1575円と通常のシャンプーより高めだが「この世代は良いものには金を使う」と強気だ。
《将来、禿頭になることを恐れ、心配する世代の恐怖心につけこんだ商売だ。》
08年は76億円だった男性用シャンプーの市場規模は、10年に112億円と約1・5倍に拡大。背景には単価が高いスカルプ(頭皮)シャンプーが販売の半数以上になったことがある。先駆けはアンファー(東京)が05年に発売した「スカルプD」だった。350mlで3800円と高価格ながら、髪の毛にボリューム感やコシが出ると評判を呼び、今年7月に累計売上本数が400万本に達した。
《若い頃から洗髪は石鹸、シャンプーなど使用することのなかった私だが、年内には80歳になる現在、長く伸ばした髪は、白髪が混じるがまだ後ろ髪に結ぶほどもあり、カミソリ負けで肌が荒れないための化粧水だけは使用している。》
一方、花王は87年に発売した男性用シャンプー「サクセス」について、06年から頭皮ケアを前面に出す販売戦略に転換。ライオンも07年、毛穴洗浄をコンセプトにした「PRO TEC」を投入するなど力を入れる。
「薄毛に悩む男性は1200万人いる」(メーカー担当者)うえ、中年男性は家族とシャンプーを共有する人が多い。メーカー側は「効果が実感できれば自分だけの一本を持つようになる」と当て込む。
《男は顔だ、髪だ、で一喜一憂する必要もない。いかにアンチエージングで化け、若作りに心砕いたところで、一年経てば一つ年を重ねて老いる。さすれば己は己の信条で生きていけばそれでよい。》
| 固定リンク


最近のコメント