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2011年8月14日 (日)

「イクジイ」「ソフリエ」って?

 毎日新聞(8/14)から、《 》内は私見。
 共稼ぎ世帯の増加と保育施設の不足を背景に、「孫育て」するシニア世代が増えている。中でも注目はおじいちゃんの孫育て。育児に主体的に取り組む父親=イクメンが一気に浸透したように「イクジイ(爺)」「ソフ(祖父)リエ」は広がるか。

《世を挙げて軽佻浮薄なカタカナ文字で、流行を創り上げるメディアの策略を利用して、今度は『立ってるものは親でも使え」と、日本の復興に向けて働き続け、やっと己の趣味や長年持ち続けてきた夢の実現に向けて利用できる時間が生まれた爺さんたちを、甘言でうまくおだて上げ、肉体的には衰えの目立ち始める年齢には動き回る孫の世話は重労働に相応しいのだが、それをやらせようとの目論みが進められているようだ。》

 東京都内のホールで6月末、「イクジイ養成講座」が開かれた。参加したのは、幼い孫を持つ男性たち。千葉県習志野市の佐藤敏明さん(70)は、5歳と1歳の孫の世話を娘に頼まれることが増えたのを機に、孫育てを学ぼうと思ったという。若いころは仕事一筋で、娘のおむつ一つ替えたことがなかった。「この前、うんちのおむつを替えて娘に感心された」と笑う顔がちょっと誇らしげだ。

《私はこの男性の1世代近く上の世代だ。彼が取り替えたというおむつは使い捨てで済む紙おむつか、または洗わなければならない布おむつなんだろうか。私が彼らよりも一層厳しい環境下にあった現場で勤めていた時でも、当たり前のこととして夜勤明けの時でも布おむつの替えもやったし,沐浴もやっていた。手伝うという感覚ではなくごく自然に肌に触れ子の温もりを感じたかっただけだった。ただ、上の男性のように孫の面倒はみていないが。》

 この日の講座では、NPO法人「孫育て・ニッポン」の棒田理事長が「今トラブルが多いのは、嫁姑より娘と実母」と仲立ち役の祖父の大切さなどを伝えた。

《確かに実母をいじめる娘や息子のことは事件となってメディアを賑わす格好の種にもなっていることがある。祖父が孫の面倒をみることで、養育にかかわるその意見の食い違いが、却って親との仲を縺れさせる原因となることもあるだろう。参照:高齢者虐待の86%が同居家族 08/10 その後も増加傾向にある。》

 祖父母が読み聞かせるのにお薦めの本も紹介され、佐藤さんは「昔は絵本なんて読んで育てなかった」と世代の差を実感していた。

《「昔は絵本なんて」は世間知らずというものだ。彼が言う「昔」の我が家では、EPレコードやソノシート(セルロイド状の柔らかい録音媒体でEPレコードと同型。)などが付いたイソップ,アンデルセンや日本昔噺など東西の童話などを、読んで聞かせるのが子どもの大のお気に入りだった。本を読んで聞かせるのは時代の違いなどではない。親が子どもをどのように育てるかの基本的な育児方針、情操教育の問題だ。》

 主催したNPO法人、ファザーリング・ジャパンの安藤哲也代表は「この世代の男性は天敵だと思っていた」と明かす。長時間残業に休日出勤が当たり前だった世代に共通するのは「家のことは妻まかせ」で育児経験が乏しいことだ。育児休業を取りたいという男性にも、渋い顔をする人も多かった。ところがNPO活動の中で、孫や学校、地域とかかわる男性たちにも思いのほか巡り会い、考えが変わったという。こうした男性たちの存在を世間に広め、祖父の育児参加を促そうと始めたのが「イクジイプロジェクト」だ。「会社の定年は、社会的リタイアじゃない、と強く言いたい」として、体力勝負で外遊びをするのではなく、知恵や経験を生かした伝承遊びや絵本の読み聞かせを勧めるという。

 NPO法人「エガリテ大手前」の古久保代表も「引退したら遊んで暮らすというのが今の老後のイメージ。でも、そば打ちや旅行はもっと年を取ってからできるでしょう」と促す。育児する祖父をソムリエならぬ「ソフリエ」と名付け、数年前から「ソフリエ講座」や「ソフリエ検定」を実施。定年後の緩やかな働き方として孫育てを勧める。

 男女共同参画に取り組むエガリテ大手前の特徴は、おむつの替え方や」ミルク・離乳食の作り方など、乳児のケアを集中的に教えることだ。背景には、祖父母の協力で母親の出産退社を防ぎたいという思いがある。

《ここまで書いてきて、何か胡散臭いものを感じていたが、やはりだ、乳飲み子まで人任せにして働くことが女性の働く姿だということに尽きるようだ。私は反対意見の持ち主であることは繰り返しブログで書いてきた。乳飲み子は、乳離れが済むまでは(カラシを塗ってまで無理に乳房を取り上げることではない)母親が付き添って育てることが正しいと考えている。人間の母親も動物である以上、幾つかの例外を除いては地球上の動物はみな、雌が子を育てるのが普通のことだ。よって出産に伴って女性が2〜3年間の育児休暇を取れる制度を作るように国に働きかけることの方が正しいことだと考える。男性の育児休暇は母親の手が離れてから1年でも2年でも取れるような制度を作ることだ。また、企業には子連れ出勤が可能になるよう、企業内保育所を作ることを義務づけ、母とのスキンシップが途切れないように心配りができる体制を作るべきだ。母親の温もりを十分に与えられていない子たちが、成長しては情緒不安定な子になり、学級崩壊やいじめなどを惹き起こす現在の世相を作り上げる原因となっているのだ。イクジイやソフリエがいくら頑張っても母親の役割の代わりはできるものではない。》

《後書いてあるのは爺さんに孫育てを任せ、母親が安心して仕事を続けられることを期待したい、ということだ。そして、爺さんを持ち上げる。「一般的に爺さんは包容力があり、遊ぶのも上手。反面、おもちゃ、ジュース、お菓子などを買い与え過ぎて父母に嫌がられる人も多い。また「爺さんは夢を持つことが多い。孫とやってみたいことについても、具体案をぜひ家族に伝えてほし。そうすれば家族が応援してくれるようになり、絆も深まる、と。やはり、諺の持つ本来第1義の、緊急時に必要な立ってる者は親でも使えではなく、ご都合主義の『立ってる者は親でも使え』ということだ。》
 

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