« 自ら墓穴を掘った愚かもの | トップページ | 男性向けサービスが広がっている »

2011年8月30日 (火)

飲酒運転控訴審と夏の終わりの水難事故

 毎日新聞(8/26、30)から、
 ◎飲酒運転死傷
 熊谷市で08年に起きた9人死傷事故で、事故車に同乗し飲酒運転を黙認したとして危険運転致死傷幇助の罪に問われた同乗者2人の控訴審第1回公判が25日、東京高裁(村瀬裁判長)であった。懲役2年の1審・さいたま地裁裁判(今年2月)に対し、弁護側は、検察官調書を証拠採用したさいたま地裁の訴訟手続きについて「不公平だった」などとして1審判決の破棄を求めた。検察側は控訴棄却を求め、即日結審した。判決は11月17日。

 1審判決は、ともに同市の飲食店手伝い、大島巧(48)とアルバイト、関口淳一(46)の両被告が、当時同じ会社の後輩で一緒に飲酒していた玉川清受刑者=(35)危険運転致死傷罪で懲役16年確定=の車に同乗し、運転を了解、黙認したと認定した。

 弁護側によると、1審のさいたま地裁の裁判員裁判で、田村真裁判長は「証拠が足りない」との裁判員の意見を理由に、証拠請求されていなかった関口被告の検察官調書の提示を命令、採用した。これについて弁護側は「不十分な検察官の立証を補填するもの」で、裁判所の公平性を定めた憲法などに違反すると主張している。

 事故は08年2月17日に発生。玉川受刑者はビール1杯と焼酎7杯を飲んで乗用車を運転し、時速100〜120キロで走行中にカーブを曲がりきれずに対向車2台と衝突した。行田市の夫婦(いずれも当時56歳)が死亡。玉川受刑者と両被告を含む7人が重軽傷を負った。

《スピード感もなくした酔眼で運転する玉川受刑者と同様、同乗の2人の飲んべえも、危ないという意識もなく朦朧としたままで乗り込んだのだろう。現役時代、衝突事故で1年近く入院をした部下がいたが、治療を終えて出てきて再び運転を再開した際、「事故のことは何も覚えていない。瞬間だったから恐怖感などはなにもなかった。だから運転を再開することに怖さはないし、何も不安はない。」と語ったのを覚えている。》

 公判には事故で死亡した遺族が、被害者参加制度を利用して出席していたが、公判後に会見した亡くなった被害者の妻の長男(34)は「法律の詳しいことは分からないが、事故から3年半経った今も(被告の)2人には被害者への罪の意識がないのだろう感じた」と話したが、恐らく2人は同乗した車の中では気持ちよく寝込んでいたことだろう。私が聞いた上の彼のように、事故に出くわしてから目を覚まし、何の恐怖感も味わっていないのだと思える。そのために、起ったことの理解もできず反省のしようもないのだろう。また、長男の妻(30)は「飲酒運転をさせない環境を作るためにやってきた。1審の裁判員の下した判断を尊重して、納得のいく結果を出してほしい」と11月の判決に期待を寄せた。

《2006年8月、福岡県海の中道大橋で起きた事故以来、飲酒運転は従来以上に厳しい法規制が布かれ、酒飲みたちにも知れわたっているはずだ。「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」と同時に、酒を提供した人や同乗者にも罰則が科されるようになっている。懲役2年の実刑は求刑8年に対して下された刑期だが、なぜこんなに軽い刑で済ませるのか、この1審判決に対して弁護側は更に破棄を求めたが、職務がらとはいえ、8年が2年に短縮されてなおも無罪までも主張するつもりなのか。》

 ◎水難事故多発。
 毎年毎年繰り返し、学習能力のないこと夥しいが、あちらこちらの海で波にさらわれたり死亡したりの事故が発生している。特にここ数日は太平洋岸は颱風の接近に伴い海が荒れる日が続いている。このような天候下で泳ぎにいくこと自体が無謀なことだが、余りに自然を侮った態度だ。今頃のシーズンは昔は「210日」(立春から数えて210日目で9月1日か2日))といって颱風シーズンを指すくらい天候は変わりやすいシーズンとされていた。また、今では「うなぎ」が出回る頃にしか見られなくなった言葉、「土用」の頃が目安になる海の天候の変わり目でもあった。現在では一発大波と表現しているようだが、むかしは大人や親たちは、8月15日ころを境に「土用波」があるから海には行かないで、と子どもたちに教えたものだ。そのような知恵を持つ大人が周りから消え、今では大人たち自身が自然が理解できていない。大きな波が寄せれば当然引く波(離岸流)がある。その理屈も理解できずに高波と戯れる。巻き込まれて当然で、監視員が居ようがいまいが、溺れても、沖に流されてもこの時期、そんなところで遊ぶ方が愚かだ。いい加減に、せっかく頭がついているんだったら、学ぶことだ。

|

« 自ら墓穴を掘った愚かもの | トップページ | 男性向けサービスが広がっている »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107998/52606305

この記事へのトラックバック一覧です: 飲酒運転控訴審と夏の終わりの水難事故:

« 自ら墓穴を掘った愚かもの | トップページ | 男性向けサービスが広がっている »