セサミストリートの人気キャラに同性婚させて、と署名活況
【訃報】二葉あき子(96歳)死去
15歳になった敗戦後間もない昭和22年、兄が買ってきたSPレコードを聴いたのが始まりだった。「夜のプラットホーム」。勿論オリジナル・キーで歌う綺麗なソプラノだ。何時帰るか分からない人を見送る悲しい場面は、出征兵士を見送る姿と重なって、発表当時の昭和14年には発禁になった歌(因みにこの時の歌手は淡谷のり子)だった。現東京芸大を出ていた歌唱力は、そんなことなど知らないながら聴く幼い私の胸を痛いほど締めつけた。現在のように俄か仕立ての素人集団のものではない本物の歌手だった。5分と保たない蓄音機のゼンマイを、一面(一曲)終わる度に巻き上げ、一枚終わるごとに針を交換し、それでもどんどん激しさを増すスクラッチ・ノイズにもめげず、毎日毎日、何度も何度も聴いていた。その後の「フランチェスカの鐘」「水色のワルツ」も同様だった。後年、キーをおとして歌ったが、歌唱力だけは衰えなかった。(合掌)
毎日新聞(8/12)から、
【ロサンゼルス共同】米国の幼児向け教育番組「セサミストリート」の人気キャラ2人について、インターネット上で、男性同士という結婚させてほしいという署名運動が盛り上がり、番組を製作する団体が否定コメントを出す騒ぎとなっている、という。
2人は、いたずら好きで丸顔のアーニーと、まじめでやさしい面長のバートだ。
署名の呼びかけが行なわれているのは、同性愛者や移民の権利擁護などで署名を集め、支援するサイト「チェンジ・ドット・オルグ」。米イリノイ州の人物が、結婚すれば同性愛者に対する偏見をなくすのに役立つと訴えている。12日までに8000人以上が署名した。
《同性愛者に偏見を持つ者がいても当然で何も不都合はない。人間は一人一人考えることのできる能力を持っている。その考えがそれぞれ他人と違う考えであることの方が健全だ。皆が皆同じ考えなんておかしいのだが、「みんなが言うから」「みんながしてるから」「みんなが、みんなが」と右に左について回る付和雷同の日本人なら、署名はもっと多く集まるのだろうか。》
一方、番組を製作する非営利団体「セサミ・ワークショップ」は11日、交流サイトの同団体のページに「違う者同士でも仲良くなれることを教えるキャラクター。性的志向はありません」との声明を掲載した。
《時は、米軍隊では、同性愛者であることを名乗っても入隊することが可能となる法律が成立したこととも重なる。同性愛者が男女共通のことなのかどうかまでは記されていないが。これまで入隊後除隊処分になった同性愛者は1万3000人以上に上るといわれる。》
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