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2011年8月29日 (月)

自ら墓穴を掘った愚かもの

 毎日新聞(8/29)から、
 《暑さで思考回路が故障したのか、笑い話のようなお粗末な出来事が起こっている。》

 27日午後10時ごろ、石川県かほく市大崎の大崎海岸の浜辺で、金沢市湖陽1、会社員、出村裕樹さん(23)と妻で事務員の里沙さん(23)が、波打ち際から約30メートルの砂浜に掘られた穴(約2・4メートル四方、深さ約2・5メートル)に転落。2人は約2時間後、駆けつけた救急隊員に救出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。県警津幡署によると、里沙さんと友人が落とし穴として掘ったという。死因は砂に埋まったことによる窒息死とみられるという。

 同署によると里沙さんは同日午後から、友人の男女と遊びに来ていた。友人の話では、裕樹さんが来月上旬に誕生日を迎えることを機に落とし穴で驚かそうと、里沙さんと友人が昼過ぎに掘り、シートをかけて上から砂をかぶせたという。

 一度、金沢市内の自宅に戻った里沙さんが裕樹さんと現場に戻り、落とし穴まで案内したが、浜辺が暗いため誤って2人で転落したものとみられる。シートの上にかぶせてあった砂が、転落に伴って穴に向かって落ち込む形となり、2人は砂び埋まったらしい。同署は、友人から事情を聞いている。

 2人が転落した際、友人らは近くにおり、悲鳴を聞いて現場に駆けつけたという。約45分後に119番通報し、数分後に救急車が到着。隊員らは、すでに砂を掘り始めていた友人らと一緒に救助を進めたが、救出までに到着から一時間かかったという。

《最初から落とす予定の夫と一緒に仲良く落ち込んで、妻は満足だろうが、まかり間違って彼らのようなふざけた連中には関係のない町の人が落ちていたら、どうなっていたか。このような悪ふざけは昔からよくやっていたことだが、掘ったその場で結果を確認するのが遊びだ。周りが判別も難しい暗闇になるまで掘った穴を放置するのは、山中の狩猟(それにしてもここでの大きさは、猛獣クラスの捕獲用になる)ですることだ。関係のない人を巻きこまずに済み、自分で準備した穴に、夫を連れて無理心中の結果となったのは、まさにボケツを掘ったといえる珍事だ。》

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