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2011年7月16日 (土)

放射性セシウム汚染の牛は食べられるのか

 毎日新聞(7/16)”なるほドリ”から、
 《放射性セシクムに汚染された牛がまた出荷された。そもそも汚染された餌を食べた牛の身体にはどれくらい放射性物質が残るのか。メディアは連日のように報道を繰り返すが、その肉を人間が食べた場合、どのような影響があるのかを明確に解説をするでもなく、今日もまた、解体された牛の肉がすでに家庭の食卓で消費されたことを報道する。都度発表する難しい数字が、人体へどのような影響があるのか、食べてもいいのか、いけないのかが知りたい消費者には、聞く度に相変わらずの恐怖心を煽られることになるだけだ。かといって、現在の被曝量では食べても宜しい、と言い切らないのは後々のリスクを読んだ逃げ道にすることを考えてのことだろう。》

 福島県南相馬市で検出された稲藁の放射性セシウムは1キロ当り最大約7万5000ベクレルで、その藁を食べた肉牛からは最大同4350ベクレルの放射性セシウムが検出された。農林水産省によると、国際原子力機関(IAEA)は餌に含まれる放射線セシウムが牛肉に移行する比率(移行係数)について、最大約0・1としている。つまり、1キロ当り1万ベクレルの放射性物質を含む餌を毎日1キロ食べ続けた牛からは、最大で同1000ベクレルの放射性セシウムが検出されることになる。ただし、尿などで体外に排出されるため、実際の値はもっと低くなるとにられている。

 Q 人間が汚染された牛を食べた場合は?

 A 放射線医学総合研究所の資料を基に、放射能の強さを表す単位のベクレルを、人体(大人の甲状腺)への影響を表すシーベルトに換算してみる。例えば、南相馬市から出荷された1キロ当り4350ベクレルの牛肉に含まれる放射性物質の場合、すべてセシウム137(換算係数0・000013)と仮定すると、毎日100グラム食べ続けたとすれば、1カ月で摂取する放射線量は約0・17ミリシーベルトとなる。国際放射線防護委員会が示す人工被曝限度は年間1ミリシーベルトだが、365日食べ続ければ約2ミリシーベルトになる計算だ。

 Q そもそも放射線セシウムが人体に入るとどんな影響があるんか

 A 臓器に蓄積して内部被曝を引き起こし、細胞やDNAを傷つける活性酸素を作り出す。セシウム137は野菜や果物に多く含まれるカリウムによく似た物質で、きちんと栄養が摂れていないと代わりに吸収しやすくなる。

 Q 心配だが、もし出回ってしまった汚染牛肉を食べてしまったら、健康に影響がでるのか

 A 何度か食べた程度では心配はなく、放射線の影響に詳しい東工大の松本義久准教授(放射線生物学)も「今の値ではほとんど影響はない」と話している。ただし、乳幼児は放射性物質の影響を受けやすいので、流通経路の確認をしっかり行ない、なるべく内部被曝のリスクを避けた方がよいだろう。

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