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2011年6月17日 (金)

「モンスター」母ら中学担任を恐喝

 毎日新聞(6/17)から、
 《さすがやくざの街福岡の出来事だ。事の起こりが親としての躾けもできていないわが子の他人への暴力であっても、悪いのは他人としか思わない。一人では叶わないからと、後ろ盾に怖い男を引き連れて、わが子の間違いを糾してくれた教師を逆恨みの末恐喝し、落とし前を要求するとは。》

 担任教諭から体罰を受けたと因縁をつけて福岡市南区の私立中学校から金銭を脅し取ろうとしたとして、福岡・南署は、当時同中3年だった男子生徒の母親(46)と知人の男(29)の2人について、恐喝未遂容疑で逮捕状を取って行方を追っている。学校に非常識な要求や苦情を繰り返す保護者は「モンスターペアレント」と呼ばれて社会問題化しているが刑事事件に発展するのは異例だ。

 容疑では、3月上旬、男子生徒が昨年10月に担任教諭から平手打ちをされたことに因縁をつけて「誠意を見せろ」などと言って中学から金銭を脅し取ろうとしたとしている。

 同署によると、男子生徒は昨年10月、校内で騒いで担任教諭に注意されたことに腹を立て、教諭の腹を蹴るなどした後、教諭から平手打ちされた。母親は男子生徒が病院で診察を受けたなどと学校側に抗議。学校側は診療費などとして1万数千円を支払っていた。

 さらに、男子生徒は今年2月下旬にも他の生徒を蹴るなどして軽傷を負わせるトラブルを起こした。教諭が母親に注意したところ、母親は知人の男を伴って学校側に抗議。昨年10月に平手打ちされた件も持ち出して金銭の支払いを要求していたという。男子生徒は今春、同中を卒業している。

《モンスターを取り上げる前に、学校の情けない事なかれの腰砕けの対処の方が問題ではないのか。男子生徒への平手打ちは、教育的指導として許される範囲のものだ。まして教師への暴力をそのまま見過ごしてはしめしもつかず、教師の権威は失墜する。そうでなくても非常識なモンスターの出現から、教師たちは手も足も出せない窮地に置かれているのが教育現場の実態だろう。何故、凛として突っぱねなかったのか。悪ガキの横っ面を張り飛ばすほどの気骨のある教師がいるとは、学校にとっては誇りでもあるだろうに。ただ、後になって金銭を巻き上げられるようでは逆に情けないことだが。メディアの取り上げ方も教師側の正当性をもっと強く支持する論調にするべきだが、どこを向いての記事なのか、日和見的なものだ。》

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