« 「君が代起立」条例成立(大阪府議会) | トップページ | 高齢社会白書(平成23年版) »

2011年6月 7日 (火)

パチンコ業界、節電作戦

 毎日新聞(6/7)から、
 東京電力福島第1原発事故の影響による電力不足で、自動販売機とともに石原東京都知事から「電力の無駄遣い」と槍玉に挙げられたパチンコ業界が、汚名返上に躍起になっている。ネオンの終日消灯や新台入れ替えの自粛などに努めて来たが、知事の発言を受けてさらに対策を強化。25%以上の節電に、7月からはパチンコ店の代名詞とも言える「年中無休」の看板を下ろし、各店が月3回以上輪番休業も実施するという。

 「『暑い』とお客さんからはもうクレーム。先が思いやられる」。都内のパチンコ店の従業員はそうこぼす。店では「全日本遊技事業協同組合連合会」など5団体の合意に従い、24度にしていた店内の設定温度を28度に引き上げた。だが、パチンコ台自体が熱を帯びるため、店が客で埋まると、設定よりも3,4度は高くなるという。

 業界には震災発生直後から「この非常時にパチンコか」という批判の電話やメールが多く寄せられ、計画停電実施後はさらに増えた。このため同会などは
 ▼ネオン・外壁照明の消灯
 ▼営業時間短縮
 ▼広告の自粛
を各店に要請。「震災対応に忙しい警察の手を煩わさないため」と、警察署への申請が必要となる新台購入の自粛も期限を延長していた。

 だが、そこへ「日本は、パチンコ屋と自動販売機で1年に1000万キロワット近い電力が使われ、ちょうど福島の原発の電力と同じくらい」「ほとんど無駄に近い電力消費を抑制しなければ」。4月に4選された知事の発言でさらに風当たりは強まったという。

《たまたま原発の電力とパチンコ屋、自動販売機の消費量が同じくらいなのが運の尽きのようなものだ。パチンコや自動販売機がいけないのなら、同じく野球や娯楽、遊び、飲酒、飲食の場などでも同様のことが言えるだろう。パチンコが日本で始まってほぼ60年、私がパチンコ屋に入ったのは初期に2、3度あるだけだけだが、それこそタマを一つ入れては指先でレバーを1度はじく、また次のタマを入れてははじくだけののんびりしたものだったが、それでも当時としてはそれで十分なスリルを味わえたものだった。初物に飛びついたのだが、これは「麻薬だ」と瞬間悟っていた。貧乏育ちには踏み込んではならない博打の世界と感じた。それほど人を引きつける魅力のある娯楽であり、いっときの興奮と安らぎを得る場所であることは間違いない。石原が「無駄」と呼ぶ電力は、あくまでも石原個人の価値観だけのことであり、名指しでその場を攻撃するほど無駄呼ばわりすることでもない。》

 同会は都知事あてに「東電管内の約4000店のピーク時最大使用電力は84万キロワット」とする要請書を出す一方、対策を強化。7月から9月まで店が月に3回以上、順番で休業することにし、パチンコ台1台当り200円を集め、既に28億円余を拠出した。

 千葉県のパチンコ店経営者は「取り組みを機に業界を見直してもらいたい」と話すが、都心店の従業員は「叩かれやすい業界だが、新台も入らず輪番休業では、人員整理が心配だ」と打ち明ける。業界専門の調査機関によると、関東のパチンコ店経営者の約67%が震災後、客が減ったと回答している。


|

« 「君が代起立」条例成立(大阪府議会) | トップページ | 高齢社会白書(平成23年版) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107998/51884554

この記事へのトラックバック一覧です: パチンコ業界、節電作戦:

« 「君が代起立」条例成立(大阪府議会) | トップページ | 高齢社会白書(平成23年版) »