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2011年6月 9日 (木)

AKB48の「総選挙」って?

 毎日新聞(6/9)『なるほドリ』から、
 国会では内閣不信任案が否決され、ひとまず総選挙は避けられたが、9日に“もう一つの総選挙”の結果が発表されるとテレビなどでもくそ真面目に取り挙げ、街頭では道行く人に『そのこと」についてインタビューまでする始末だ。AKB48(エー・ケー・ビー・フォーティエイト)の選挙のことだそうだ。私は回りくどいので「AKB」を「あかんべ」と何の意味かも分からずに呼んでいるのだが。なんでもすごい人気のある女の子(平均年齢18・6歳)の踊りながら歌う集団のようだ。日本人男性の平均寿命年齢に達する爺さんには、歌詞カードでもないとどんな歌を歌っているのかも知らない別の世界の話のような賑やかな女の子たちだ。

 Q 何を選ぶんだろか

 A 姉妹チームの、名古屋のSKE48と大阪のNMB48を含めた総勢150人の中から、次の22枚目のシングルを歌う上位21人のメンバーを選ぶ。トップ当選者は、最前列の真ん中の一番目立つ場所で歌う「センター」になれる。今年で3回目で、AKB48の最新シングル「Everyday,カチューシャ」を買った人やファンクラブ会員らが専用サイトで投票する。音楽情報会社オリコンによると、「Everyday」は発売一週間で133万4000枚売れている。一人一枚買ったとすると、神戸市の選挙以上の規模になる。

 Q すごい人気だ、活動はいつから?

 A 80年代に高校生アイドルグループ「おニャン子クラブ」を手がけた、プロデューサーの秋元康がプロジェクトをつくり、05年12月にオーディションで選ばれたメンバーが初舞台を踏んだ。AKBは東京・秋葉原の地名から(ああ、そうだったの)、48という数字は語呂がいい(分からなくても仕方なかった)ので選んだという。メンバーは現在80人いる

 Q 今までのアイドルとどこが違うのか

 A これまでは、アイドルはただ遠くから眺める‘高根’の花(以前も見たが、校正もしないでひどい誤字を使うものだ。「高い根っこ」の花は地中に咲く花か、どうしたら眺められるのだろう。『高嶺の花』と、漢字くらい知っていてほしいものだ。)だった。でもAKB48は「会いに行けるアイドル」を掲げている。秋葉原の専用劇場で毎日公演(そうだったの)している。ここは定員250人と規模も小さく、息づかいを近くに感じられ、公演終了後はメンバーがハイタッチで見送ってくれる。人気が出たメンバーは、テレビや映画への出演や、雑誌などに優先的に登場できる。つまり、ファン一人一人がお気に入りのメンバーのプロデューサーとなり、熱心に応援して育てる感覚を持てる。

 Q ところで選挙情勢は?

 A 10年は大島優子が前年覇者、前田敦子を破る政権交替があった。今回も政変。再編があるかも知れない。

《日本国の国政ごとが、女の子たちの人気投票に絡めて漢字も知らない記者の手で揶揄的な記事になろうとは、これから先の日本、一体どうなるのだろうか。》

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