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2011年5月19日 (木)

岡本作品の改変と原発

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 故岡本太郎の壁画「明日の神話」に付け加えられていた原発事故の絵(中央)



 晩年、テレビ画面でギョロリと目を剥いて「芸術は爆発だ」と叫んでいた稀代の画家、岡本太郎の残した壁画に、余計な絵をくっつけた幼稚な美術集団がいた。

 毎日新聞(5/19)から、
 今月初め、東京渋谷駅構内に飾られている芸術家の故岡本太郎の壁画「明日の神話」に福島第1原発事故の絵が付け加えられる騒ぎがあり、東京の若手美術家グループ「Chim个Pom(チンポム)」が18日、自分たちが掲示したことを明らかにした。

 同日、都内のギャラリーで、絵を張り付ける様子を写した映像と原画を公開した。リーダーの卯城竜太(33)は「『明日の神話』は日本の被曝を扱ったクロニクル(年代記)で、原発事故を付け足した。美術家として何かしないといけないと考えた」としている。

 絵は爆発した原子炉建家を縦80センチ、横約2メートルの板に描き、今月1日、壁画の右下に接続する形で、壁面に張り付けていた。警視庁渋谷署に匿名で通報があり、同日撤去された。

《何だか卑猥な響きの集団名を付けて悦に入っている団体のようだ。「何かしなければ」と思ったのなら、80×200センチのちっぽけなものではなく、岡本以上の絵で、8×20メートルくらいのものを描けばいい。第一、他人様の絵に、足りないものを付け加えてやったぞ、とでも言うように張り付けて、元の作者の名誉を毀損したことになることにも思い至らない幼稚さだ。単純にマスメディアの東京電力攻撃の波に悪のりしただけのことだろうか。》

《同じ日の記事に、東電社員の子、小学6年生の男子児童が原発に関するメディアの記事「小学生新聞(Newsの窓)」に子どもなりに疑問を持ち、新聞社に送った投書が載せられている。》

 【抜粋】
 「東電は人々のことを考えているのか」という見出しがありました。メディアの報道のほとんどは真実です。ですが、最後の方に、「危険もある原子力発電や、生活に欠かせない電気の供給をまかせていたことが、本当はとても危険なことだったのかもしれない」と書いてありました。そこが、無責任なのです。

 原子力発電所を造ったのは誰でしょうか。もちろん、東京電力です。では、原子力発電所をつくるきっかけをつくったのは誰でしょう。それは、日本人、いや、世界中の人々です。その中には、僕も、あなたも、入っています。発電所を増やさなければならないのは、日本人が夜遅くまでスーパーを開けたり、ゲームをしたり、無駄に電気を使ったからです。

 <さらに、地球温暖化対策としてクリーンなエネルギーを求め、公害のない燃料も安定して手に入る原子力の導入になったのだが、その地球温暖化を進めたのは世界中の人々だ。>

 そう考えて行くと、原子力発電所を造ったのは、東電も含め、みんなであると言え、また、あの記事が無責任であるとも言えます。さらに、あの記事だけでなく、みんなも無責任であるのです。

 僕は、東電を過保護しすぎるかもしれません。なので、こういう事態こそ、みんなで話し合って決めるべきなのです。そうすれば、なにかいい案が生まれてくるはずです。

<そして、あえてもう一度として、みんなで話し合うことが大切だと言いたい、と結んでいる。>

《現在野党に落ちぶれている前政党のメンバーたち、自分たちのやってきた原発推進の結果であることを忘れたように、協力もせず、民主党政権の足を引っ張るだけの無頼の徒に成り下がった。そして、チンポムの情けない大人たち、改めてこの少年と一緒に原発を考え直そう。その後で、自分たちの思想の結実した絵を他人様の絵の片隅ではなく、堂々と製作して結果を未来に残そうよ。》

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