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2011年5月29日 (日)

定員オーバーでワゴン車転落

 《またまた法律無視か無知なのか、定員が何たるかも知らないバカが運転する車が林道から外れ、下山の苦しさを嫌がる情けない山岳部員を乗せたまま、崖を転がり堕ちて世間を騒がす事故を起こした。運転者は積載重量の限界を超えた加重を掛け、下り坂を引力や慣性、遠心力など運動の法則への配慮もなく、車の制禦能力に無知のまま、危うく多くの命を亡くす寸前だった。》

 毎日新聞(5/29)から、
 定員を超える高校生ら12人を乗せたワゴン車(8人乗り)は、崖下へ約140メートルにわたって転がり続けた。山形県米沢市の天元台高原ロープウエー湯元駅付近の林道で28日起きた転落事故。引率教諭は「10回転くらいした」と恐怖を語り、生徒への謝罪を繰り返した。

 事故現場は、幅約5メートルの急な下り坂がくねくねと続く林道の途中にある。ワゴン車は崖下の林の中に腹を見せて転がっていた。生徒3人がシートにくるまれて横になっているのが見える。県防災ヘリが3人を引き上げた。約50度の急な斜面だが、ワゴン車は木にぶつかりながら落ちたとみられ、死亡者はいなかった。

 県立酒田工高の斉藤校長によると、事故に遭った山岳部員ら12人は来週の山形県高校総体に備え、下見登山合宿に来ていた。ワゴン車を運転していた池田教諭(44)は「生徒たちがアスファルトの下り坂を延々と歩いて下るのをためらったため、車で下りようという話になった。間違った判断をした」と話したという。

《こういうのを『後のまつり』というのだ。命を失うことがなかったからいいようなものだが、44歳という年齢から考えても、山登りの心得すら知らない男に指導されている生徒たちは、「やはり」というべきか、山に登れば必ず、登るより苦しい下山があることすら身につけていないのだ。下山がどれほど苦しいものか、また、登山は下山を全うしてこそ完成することすら学んでいない。これでは流行の山女たちと何ら変わらないハイキングだ。5合目まではバスで行き来できる富士山も車のない時代は、麓からてくてくと歩いて登り、同じように麓まで歩いて下ったのだ。》

《徒然草で兼好法師も書いている。第109段:高名の木登りといひし男、人を掟てて、高き木に登せて、梢を切らせしに、いと危く見えしほどは言ふ事もなくて、降るる時に、軒長(のきたけ)ばかりに成りて、『あやまちすな。心して降りよ』と言葉をかけ侍りしを、『かばかりになりては、飛び降るとも降りなん。如何にかく言ふぞ』と申し侍りしかば、『その事に候ふ。目くるめき、枝危きほどは、己れが恐れ侍れば、申さず。あやまちは、安き所に成りて、必ず仕る事に候ふ』と言ふ。

あやしき下臈なれども、聖人の戒めにかなへり。鞠も、難き所を蹴出して後、安く思へば必ず落つと侍るやらん。 と下りの気のゆるみを戒めているのだ。》

 また池田教諭にも子どもの学校のPTA行事があったため、早く米沢市を出発して酒田市に戻りたい事情があったという。

《ますます池田とは勝手な人物だ。教え子たちを一歩間違えば死に至らしめる所だったのだ。謝って済むことか。》

 斉藤校長は報道陣に「保護者の方々には大変申し訳ない」と語った。同僚教諭によると午後2時20分ごろ。「車が10回転ぐらいした。腰や顎を強打して骨折している生徒がいるようだが、全員意識がある」と連絡してきたという。

 県警米沢署などによると、12人は来週、同高原で開かれる山形高校総体登山競技の下見合宿のため27日午後に酒田市を出発し、同日夜は米沢市の白布峠駐車場でキャンプした。28日早朝に一旦、教諭2人がワゴン車など2台に分乗して湯元駅付近まで下り、林道を通って同日行なう縦走の目的地点の天元台まで登った。2人は天元台にワゴン車を置き、もう1台の車で来た道を引き返した。その後、12人で駐車場から天元台まで縦走。天元台に到着後、本来はワゴン車に荷物だけ積んで、生徒は徒歩で下山するはずだったという。

《「はずだった」と後悔しても役には立たない。若い頃、山登りをしてきた経験からも、立てた計画は最後まで実行することだが、さて、この連中、どんな計画を立てて実行に移したんだろうか,それとも無計画だった?》

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