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2011年2月 8日 (火)

男性の専業主夫志向が強まっている

 毎日新聞(2/7)から、
 《「専業主夫」への抵抗が若い男性の間で減っているという。その理由は、仕事での激務の果て、家事に活路を見出すという至って単純な後ろ向きの発想からきているようだ。そのことを前提に世帯の経済的基盤を考えてみる時、若い男性が「激務」ととらえる仕事を、主夫に代わった女性が激務と感じないで消化できるのか、ということだ。妻が夫を越えた収入を得ている夫婦には、夫の専業主夫化は可能だろうが、一般的に見た場合、おそらく収入は激減し経済的理由での夫婦喧嘩が絶えなくなるだろう。反対に、今流行の「イクメン」と呼ばれて数日、数週間から数ヶ月の育児のお手伝いで自己満足しているだけの男たちが専業主夫になって、これまで女たちが担ってきた子どもたちが成長するまでの期間の、育児の激務が勤まるのか。激務の果てに逃げ出したように、育児の激務にも耐えられずに逃げ出すのがオチだ。》

 「男は仕事」という役割意識が薄れ、男性の専業主夫志向が強まっている。20代,30代男性の過半数が専業主夫を肯定——という調査結果も。働く妻が増え、主夫になる選択肢もできたためだが、激務の末、家事や子育てに活路を求める男性の増加も示しているようだ。

 東京都に住む専業主夫の宮内氏(31)の毎日は朝五時、床のふき掃除から始まる。その後パン焼き器をセットし朝食の準備。家族を起こして食事をさせ、8時ごろ、3歳と2歳の娘を保育園に送っていく。洗濯や掃除、夕食の支度に続き子どもの迎え、ごはん、寝かしつけとなる。あっという間に夜9時になり、娘たちと一緒に眠ってしまうことも多い。

 結婚当初は研究開発職の妻(31)と共働きで子育てするつもりだった。しかし過労と人間関係の悩みで体調を崩し、退職。短期間と思って始めた主夫業だったが、2人目が生まれると就職活動との両立が難しくなり、1年半前から「主夫1本」で行くことにした。春からは子どもたちを保育園に預かってもらえないかもしれず、更に忙しくなりそうだ。

 戸惑いがなかったわけではない。人生に負けたように感じ、しばらく周囲に隠していた。だが反応は「あっそう」。「何だ、と開き直りました」という。

 宮内氏は主夫の仕事を、会社であらゆる業務を引き受ける総務部に例える。「楽な仕事と見下していたところがあったが、半端な気持ちではできないと痛感しています」と語る。家事の合間に主夫生活を漫画ブログ「カタルエ」で紹介している。

《生活の経済的基盤はどのようになっているのだろうか。》

  神奈川県厚木市の二瓶氏(30)は昨年9月、「全く抵抗なく」専業主夫になった。プログラマーで休日も働く激務だったが、子どもが生まれ、家事の得意な彼が主夫に、収入が高い妻が働くことに決めた。「仕事ばかりの時より充実してます。歯が生えてきたとか寝返りができそうとか、子どもの成長が分かる」という。

 厚生労働省の調査によると、妻に扶養される国民年金第3号被保険者の男性は年々増加し、2010年3月末現在、全国に約11万人いる。

 結婚情報サービス会社オーネットが09年に20〜30代の男性約1100人に実施した調査でも「男が専業主夫でも構わない」と考える割合は20代で62%、30代で69%に上る。総務省の09年の調査では30歳未満の勤労単身世帯で、女性の可処分所得が初めて男性を上回るなど女性の経済力も相対的に上がっている。

《厳しい仕事から逃げ出したいだけの男に代わって、働くこと選び、家を購入、ローンの支払いも含め、経済的基盤を維持していける女性はそうはいまい。》

 こうした状況について中央大の山田昌弘教授は「男性だけでなく若い女性の専業主婦志向も強いが、それは仕事が大変だから。正社員は長時間労働で疲れ切り、非正規は将来が見えない状況が影響している」と分析。「社会の意識の変化はいいことだが、実際に一人の稼ぎで暮らしていくのは難しく、主夫(婦)になれる人は限られる」と現実の厳しさを指摘している。

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