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2010年10月16日 (土)

国会こぼればなし

 毎日新聞(1014)から、
 自民党の伊吹文明は14日の伊吹派総会で、仙石官房長官が12日の衆院予算委員会で「柳腰で中国に対応していく」と答弁したことについて、「一国の官房長官があの程度の幼稚さでは、とても・・・」と酷評した。14日の参院予算委員会でも、同党の山本一太が「女性のしなやかな腰を表現する言葉で、外交政策を表現するには不適当」として繰り返し撤回を要求。

 追いかけるように仙石とは同党の鴨下一郎が、辞書まで引いて13日、「辞書で柳腰は『細くしなやかな腰』美人の例え。女性が『しな』を作る趣旨のメッセージを醸す。日本の名誉のため訂正を」と同士の足を引っ張った。

 これらに対し、仙石は、「しなやかに、したたかに戦略を組んでいくのが、日本外交の姿だと思っている」として撤回を拒否。

  国会の場で、下らない質疑で時間を費やしてもらっては困る。第一、「柳腰」が相応しいのは着物姿の日本女性が活きた生活をしていたころ、或いは小説か講談の中での淑やかな女性の例えだ。現在では「死語」とも言えて、淑やかさなど微塵もない当今の女性には当てはまらない。短いスカートをはき、はち切れそうな尻を振り、大股で闊歩する現代の女たちには「柳腰」の方で使用禁止を願い出そうな表現だ。まあ、どっちもどっちの莫迦らしいやり取りだが、「粘り腰」とでも言っておけば軽く打っちゃりで決められたのに、と思う。

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