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2010年9月10日 (金)

人間は何歳まで出産が可能か

 毎日新聞(9/8)『ナルホどり』から、
 衆議院議員の野田聖子(50)の妊娠が派手に報道された。米国で第三者の卵子提供を受け、事実婚関係にある男性の精子と体外受精して妊娠したという。野田は子どもが欲しくて不妊治療を続け「私は、産みたい」という本も書いている。

 Q 彼女は50歳というが、人間は何歳まで出産できるのか

 A 公表されている範囲では、日本国内で07年、61歳での出産例がある。子宮がなく子どもを産めない娘の代わりに母親が「孫」を代理出産したケースだ。自分自身の卵子を使った出産は、札幌市で08年に49歳の出産例がある。また海外では、やはり08年に70歳のインド人女性が出産したと報じられた。いずれも体外受精で、自然妊娠ではない。

 Q 野田は自然妊娠ではないが、何歳まで可能?

 A 個人差があるからはっきりとした上限は言えないが、専門家によると40代までと考えられる。初産かどうかも大きな要素で、2人目以降は1人目よりも妊娠し易いととされている。ただ、女性の卵子は年とともに減少・老化するため、高齢になるほど妊娠しにくくなるものだ。不妊治療の専門施設でつくる団体「日本生殖補助医療標準化機関」(JISART)」の田中温理事長によると、高齢で妊娠すると、流産したり赤ちゃんが障害を持つ可能性も高くなるそうだ。

 Q 医療が進歩しても難しいということか

 A 若いうちに卵巣や受精卵を凍結保存し、後の妊娠に備えるような技術も、研究が進んでいる。例えば、卵巣の機能に影響が出る癌の放射線治療の前に、卵巣や卵子を取り出して凍結保存しておき、治療後に妊娠を試みる研究がある。ただ倫理的・技術的な課題があり、だれでも利用できるわけではない。

 Q 出産平均年齢も上がっているようだ

 A 高齢出産は増える傾向にある。厚生労働省の人口動態調査によると、初産年齢の平均は09年度が29・7歳で、80年の26・4歳から3歳以上伸びた。また、50歳以上での出産は、80年は1人だったが09年は20人に上っている。仕事を持つ女性が増えて晩婚化が進み、結婚後も子どもを持つタイミングを計るのが難しいことなどが背景にあると言われている。

《世界の高齢出産をしらべてみた。本欄でも書かれているが、70歳のインド人女性、それより以前にはルーマニアの大学教授の66歳での出産がある。インド人女性の体外受精に使われた精子が夫のものかどうか分からないが、ルーマニア女性の場合は、精子,卵子ともに他人(ドナー)から提供されたものを着床させたもので、見方を変えれば代理出産に当たるものだ。》

《子どもが欲しいから、だけで生物学的には産まれるはずのない同性結婚をした2人の間で卵子乃至は精子が売り買いされたり、知人間でやり取りし、技術的に可能だというだけで子をもつことができる。野田の場合、不妊治療をした経緯があるようだが、どこかで規制をかけないと安易な試験管ベビーが量産されることになることを危惧する。》

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