鯨肉窃盗 環境団体の2人に有罪判決
毎日新聞(9/7)から、
盗っとの屁理屈は通らず、当然の判決がなされた。裁判までの経緯については『鯨肉窃盗裁判]として8/31のブログに書いた。
調査捕鯨船の船員が自宅に送った鯨肉を運送会社の倉庫から盗んだとして、窃盗罪などに問われた国際環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」(GPJ)メンバー2人に対し青森地裁は6日、いずれも懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。弁護側は「船員の鯨肉横領を告発する正当な行為」と無罪を主張したが、小川賢司裁判長は「許容限度を逸脱している」と退けた。2人は判決を不服として即日控訴した。
小川裁判長は「(GPJの)調査が公益目的で正当なものであったとしても、他人の財産権や管理権を侵害することは法と社会が許さない」と述べた。また被告らの告発によって「調査捕鯨で一部不明朗な点があった鯨肉の取り扱いが見直された」としながらも、メンバーが盗んだ鯨肉は「(船員が)不正に入手したものと断定できない」とした。
判決によると、GPJメンバーの佐藤潤一(33)、鈴木徹(43)両被告は08年4月16日、運送会社の青森支店(青森市)に侵入し、船員が自宅に送った段ボール箱入りの鯨肉約23・1キロ(5万8905円相当)を盗んだ。
《内部告発が『善』として社会的にも大手を振って罷り通り、メディアも精一杯報道するところだが、今回の事件は多少様子が異なり、メディアの筆も鈍いものだ。事件は内部告発とはいえず、単なる外部の人間の建造物侵入に加えての窃盗事件だ。法治国家としては断じて屁理屈に屈してはならないものだった。》
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