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2010年9月 4日 (土)

外来種って何?

 毎日新聞(9/4)『なるほドリ』から、
 秋になると河原や野原や空き地で背の高い、黄色い花をつける草(セイタカアワダチソウ*)をよく見かけるが、もともと日本にあった植物ではなく、北米原産の「外来種」だ。

《* 通常は1〜2.5メートル、肥沃な土地では3.5メートルほどにも成育して群生する。日本国内には明治末期のころに園芸目的で持ち込まれていた。その後、広く知られることもなかったが、第二次世界大戦後、アメリカ軍の輸入物資に付着していた種子によって広がり、養蜂家が蜜源植物としての利用で拡大していった。昭和40年代以降には関東以西から九州にかけて大繁殖するようになった。当時、花粉症の原因といわれ、大騒ぎになったのを記憶している。やはり同時期に増えた帰化植物のブタクサと間違われたようだった。》

 Q 外来種って

 A その土地に本来生息している「在来種」と違い、人間によって本来の生息地以外に移動させられた生物のことだ。生物多様性条約の指針原則では、人間がわざと持ち込んだ種だけでなく、荷物に付着するなどして偶然移動した種、国家間だけでなく国内で移動した種も含む

 Q 何百年も前にやってきて定着した生物も外来種なのか

 A 外来種だが、日本ではすべてを規制しているわけではない。「外来生物法」では、明治以降に国内に持ち込まれ、人の健康や生態系に被害を及ぼす生物を「特定外来生物」に指定している。沖縄本島などのジャワマングースやハウス栽培で農作物の受粉を助けるために導入されたセイヨウオオマルハナバチなど97種を指定し、輸入や飼育などを原則禁止している。ほかに「要注意外来生物」としてセイタカアワダチソウやミドリガメと呼ばれるミシシッピーアカミミガメなど148種を選定しているが、輸入禁止などの規制はない

 Q どうして明治以降に限定しているのか

 A 人の移動や物流が活発化し、いろんな生物が入ってくるようになったからだ。明治以降に日本に入り定着した外来種は2220以上ある

 Q 外来種はどんな問題を引き起こすのか

 A 人間によって外来種が突然持ち込まれると在来種を食べたり生息地を奪い、元の生態系を破壊してしまう。小笠原諸島では、米国原産のトカゲで特定外来生物のグリーンアノールが固有種のチョウ、オガサワラシジミなどを絶滅寸前に追いやっている

 Q 飼えなくなったペットを逃がす人もまだ多くいるが

 A 環境保護団体「世界自然保護基金ジャパン」の草刈秀紀は「外来種のペットを逃せば生態系が変わって他の生物がすみにくくなる

《在来、外来の考えを取るようになって高々100年そこそこのことだ。過去を1000年万年スパーンで考えれば、人の往来、潮の流れ、漂着や渡り鳥や風などによっても在来固有、外来の枠を越えて混在していてもおかしくはないし、大騒ぎすることでもない。》

《この問題が提起される都度思うことだが、国境がめまぐるしく変わったヨーロパや、北米の原住民とイギリスからのアングロサクソンや、同じく北米へのアフリカからの黒人奴隷の移動は立派な固有種と外来種の問題だし、或いはシルクロードを行き交った歴史の中で固有種同士の混合も、同様の問題と考えてもいい。現在フランスでサルコジが少数民族ロマをルーマニアなどへ送還することを考えているようだが、異例のことだ。総じて人間においては却ってもてはやされるほどの人種混合が、許されるのはなぜだろうか。》

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