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2010年7月20日 (火)

たばこ騒動 ウィーンでも

 毎日新聞(7/20)から、要約と 《 》内は私見。
《アメリカが未だ拳銃が支配していた時代、国家としては存在していなかった時代のドタバタ騒動に似た、現在のニューヨークのたばこ騒動を昨日取り上げた。今日は、それよりも100〜200年も早く絢爛たる文化を作り上げたヨーロッパでも、中世の魔女狩りのようなことが、現代のオーストリアの都ウィーンで広がろうとしていることに触れてみたい。魔女狩り行為は心理学的な観点から、集団ヒステリーの産物と看做されているが,現代でも、こと、たばことなると、この集団ヒステリー症状はますます燃え盛ろうとしているように見える。》

 「カフェ文化」を誇るオーストリアで今月から、飲食店での喫煙制限が始まった。同国の喫煙率は世界一高いといわれ、たばことカフェは切り離せないと考えられてきただけに、伝統文化の喪失を懸念する声が上がる一方、積極的な禁煙導入で新規顧客の開拓を図るカフェも出ている、という。

 昨年始めに施行された改正たばこ法(通称・非喫煙者保護法)は客室面積50平方メートル以上の飲食店に対し、1年半の猶予期間付きで全店禁煙とするか、喫煙スペースを完全に分離するかの二者択一を迫っていた。だが、伝統的なカフェの中には室内を分煙用の壁で区切ることを嫌う店が多く、6月30日の猶予期間までに「禁煙や分煙は事実上進まなかった」(クリア紙)。

 約2600軒のカフェが犇めく首都ウィーン。同市街中心部で親子3代にわたり店を開いてきた「カフェ・ハベルカ」(創業1939年)は、地元メディアなどを通じ禁煙反対を訴えたが、7月1日には店内の全面禁煙に追い込まれた。入り口には「顧客の(喫煙の)自由を狭め、ウィーンのカフェ文化を危険に曝す、実に『知的な法律』に我々はなすすべを知らない」との張り紙があった。

《ウイットに富み、知的で皮肉の効いた抗議だ。》

 「何人かの古くからの顧客は、たばこが吸えないならもう来ないと言っている。政府からは何の補助もない。理不尽だ」と経営者のハベルカさんは嘆く。だが、禁煙は屋外には及ばない。喫煙派は室外のテラスで盛大に紫煙をくゆらせていた。

 一方、禁煙に踏み切ることで顧客を増やしたカフェもある。旧市街の老舗「カフェ・シュワルツェンベルク」(1861年創業)では、古くからの顧客の足が遠のいた反面、子ども連れなど禁煙派の新規客が増加。全体の客数は増えたという。支配人のアルテンバーガーさんは「コーヒーとたばこは密接な関係にあったが、喫煙の健康被害が明白になるなど、時代は変わった」と指摘する。

 週刊誌オーストリア・プロフィルが伝えた08年版ギネスブックによると、オーストリアの喫煙率は約36%で世界一高い。

 改正たばこ法によると、禁煙の履行状況は入店者などの苦情に基づいて監視されるが、検査官の巡回などは行われない。違反が確認された場合、初回は2000ユーロ(約22万5000円)、2回目以降は1万ユーロ(約112万6000円)の罰金が科される。

《有害なことを知りながらたばこ栽培を許し、製品化して売り上げで国庫を潤す。その一方では有害と言いながら病人を生み続け、莫大な経済損失をつくり続ける。たばこは「私は、一体どうすりゃいいのよ」って困ってるよ。》

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