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2010年7月 2日 (金)

唾液分析で癌発見

 毎日新聞(7/1)から、
 唾液中の成分を分析し、膵臓癌など3種類の癌を高精度で診断する技術を、慶応大先端声明科学研究所などの研究チームが開発した。これまでは早期発見が難しかった癌を、患者の負担なく診断できる方法として実用化が期待される。オランダで開催中の国際メタボローム学会で発表した。

 杉本昌弘・同大特別研究講師(計算生物学)によると、共同で研究を進めるカリフォルニア大学ロサンゼルス校が収集した11〜87歳の215人の唾液を調べた。
  健康な人・・・・87人
  膵臓癌患者・・・18人
  乳癌患者・・・・30人
  口腔癌患者・・・69人
  歯周病患者・・・11人
 の唾液を採取し、唾液中の約500種類の物質から、健康な人と3種類の癌の人で濃度に大きな差がある54の物質を特定した。

 さらに、1物質だけでは濃度の差が明確ではないため、複数の物質を組み合わせて濃度の違いを調べた。その結果、膵臓癌の場合はフェニルアラニンなど5物質を調べることで、99%の精度で健康な人や他の癌と判別することができた。乳癌では95%、口腔癌は80%の精度だった。

《何気なく吐いて捨てることも多い唾液だが、科学者にとっては宝石にも劣らない宝が埋もれているものなんだ。》

 杉本講師によると、唾液で癌診断を目指す研究は世界で進んでいるが、制度の低さが課題だった。同講師は「他の癌や病気も含めた分析を進め,実用化に近づけたい」と話す。

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