« 中3トイレ監禁11日 | トップページ | ツイッター »

2010年6月 6日 (日)

ひら仮名 入学前に必要か

 毎日新聞(6/6)から、要約と 《 》内は私見。
 「うちの子、ぜんぜん字が書けない」「自分の名前もまだ読めない」。小学校入学前の子をもつ親で、よその子が絵本を読んだり、字を書くのを見て、不安になったことがある人は少なくないのでは。未就学児向けに、読み書きを教える学習教室や通信教育は今や珍しくないが、小学校に入るまでに、読み書きの準備をどこまですべきなのだろう。

《これも横を見て暮らす現代日本人の弱みにつけこんだ親の不安心理を煽る商売の一つだ。メディアが一斉に輪をかけて増幅し、競争心を煽る。「だれそれさんはもう・・・」「お隣の美代ちゃんは・・・」「みんな・・・」と。「それなら良い教材がありますよ」「うちにお預けになればすぐに字は書けるようになりますよ」と儲け心見え見えの呼びかけになる。》

《以前のブログに書いたが、我が家の長男は第2次ベビーブームの世代で、幼稚園の受付けには多くの親たちは前日から並んだ。のんびりやの私は受付けの当日、それでも周りから急かされてもいたので4時起きして幼稚園に向かったが、すでに締め切りになっていた。さすがに慌ててコネでもなければ到底無理と囁かれていた園に向かった。定刻の受付けで順番を取り、親はペーパーテストで教育論、園には何を望むか、などを書かされた後、面接があり種々聞かれた。その時の会話を思い返すと、「園には特別な教育は何も望まない、子どもが誰とも仲良く遊ぶことができればそれで良い。また、躾けは厳しくしてほしい、頭さえ避けてもらえれば体罰も又結構。只一つ、小学校に上がるまでに、自分の名前がひら仮名で書けるようにしてもられえば、それでいい」と話して入園が叶った35年以上も前のことを思い出す。》

《同時に家庭では本(内外の童話、早くから自然科学に興味を持っていたので博物誌、電気の話など)には興味を持ち、字が読めなくても耳で聞きながら、絵本のページをめくるうちに字を形で理解できるようになり、買い物や散歩に出ると店の看板や電柱に取り付けてあるプレートや看板などの漢字の幾つかも入学前に読んでいた。自動車や電車、駅名や世界の国旗などを覚える子の多いのもこの時期だ。自然にものへの興味が湧けば、子どもは心配しなくてもひら仮名くらい簡単に覚える。もっとも私の小学時代はカタカナが小1で習う最初の文字だった。「サイタ サイタ サクラガ サイタ」が「ススメ ススメ ヘイタイ ススメ」となったが。》

 しか、しんごう、ぼうし ・・。 児童の習熟度に合わせて学習を進める「公文式」の白金教室(東京都港区)。3歳の男の子が、鹿や帽子の絵が入った学習プリントを、声を出して読みながら取り組んでいた。「小学生の兄2人に刺激されて、字を覚えたがっている。1年生までに感じも少し書けたら」とお母さんが見守る。公文教育研究会によると、全国の教室に通う144万人の会員のうち、2割弱が未収学児童で、数学やひら仮名を学んでいる。「小学校で困らないように」と、教室に通わせる親が多いという。

 公文では、必ず動物や物の名前からひら仮名などの文字に導くようにしている。また、「幼児は図形の認識力が高い」として、「目」「鼻」「耳」などの漢字と絵を並べた教材を開発。絵と漢字を繰り返し眺め、読んでいくうちに自然に理解していくという。

《我が家の長男が辿ったのと同じことだ。何も高い教材を購入したり、月謝を払わなくても自宅で、それこそ自然に学んでくれる。》

 ことばや文字の教育に力を入れる幼稚園もある。私立明愛幼稚園(東京都杉並区)は、年長からひら仮名を書く練習を始め、独自の「日本語クラス」では漢字も教えている。(攻略)紙上では「雨」や「女」を教えるのに回りくどい絵で説明するが、利口とも思えないのでカットする。

 ベネッセコーポレーションが07〜08年に、6歳児以下の子がいる4800人の親に調査したところ、80%が「ひら仮名を書ける」と答えた。

 全国小学校国語教育研究会の事務局長で目黒区立鷹番小学校長の大野泰弘は「昔にくらべ読み書きできない子が減った気がします」と語り、鷹番小でも新1年生のほとんどがひら仮名を読めるという。やはり、早期教育は当たり前なのか。

 7歳と5歳の子をもつ大阪市の女性(33)は、徹底した家庭教育でひら仮名とカタカナを覚えさせた。長男が幼稚園に入る前から、市販されているひら仮名ポスターを風呂場の壁に貼った。チラシの裏を使って、書き順の番号をふったお手製の教科書も作った。「マス目の大きいノートに10回ずつ書かせて、鉛筆の持ち方と書き順はしつこく注意した。できた時は大げさに褒めました」。その甲斐あって、入学前にはすいすい読み書きができるようになったという。長男の「早期教育」の利点は「1年生の間は宿題をこなすのが速かった」ことだ。ただ、「2年生の今は友だちと同じレベルですが・・・」という。

《天才ともてはやされても、大きくなればただの人、とは子どもの成長過程の泣き笑いだ。私自身も身に覚えがある。その昔の75年以上も前になる。当時一般庶民で、子どもを幼稚園に通わせる家庭はまだ少ない頃だったようだ。(私より遥かに頭の良かった兄や姉が通った話は聞いたことがない)小学生になった時にはカタカナやひら仮名は読み書きできるようになっていた。周りの子どもたちと比べ、自分は賢いんだ、とのうぬぼれ心、慢心が生じ、どんどん増幅していった。学年が上がるにつれ、友と並び、そして気がついた時、遂には後れを取るようになっていた。上の話の長男が辿った道を踏んだバカな先輩格だ。》

 大野は「漢字もひら仮名も、学校で学ぶので心配いりません。就学前にできるだけ本を読み聞かせ、読書の楽しさがわかればいい。まずは興味を持たせることです」と語る。そういえば、小学生の子をもつ親たちから、鉄道好きの子どもが電車の名前を書けるようになったり、ポケモンが好きでカタカナが読めるようになった。という話を時々耳にする。幼児のうちは「楽しみながら」が大原則のようだ。

|

« 中3トイレ監禁11日 | トップページ | ツイッター »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107998/48561923

この記事へのトラックバック一覧です: ひら仮名 入学前に必要か:

« 中3トイレ監禁11日 | トップページ | ツイッター »