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2010年6月10日 (木)

温暖化

Kilimanjaro2_12 温暖化の「象徴」にも
 なったとされるキリマン
 ジャロ山の氷帽の縮小
 (NASA)Wikipediaから

 <温暖化の影響:海水面
 の上昇>
 気温の上昇により氷床・
 氷河の融解が加速された
 り海水が膨張すると、
 海面上昇が発生する。
 ・ 1993〜2003年の間に
   観測された海面上昇
   は、熱膨張による寄
   与が最も大きい。
   次いで氷河と氷帽、
   グリーンランド氷床、南極氷床と続く。

 <地球規模の気温上昇に伴い、
  海水温も上昇する>
 これにより
 ・ 生態系の変化
 ・ 水温の変動幅拡大に伴う異常水温現象の増加。
   太平洋熱帯域でのエルニーニョ現象の増加。
 ・ 海流の大規模な変化、
   深層循環の停止。及びこれらに伴う気候の
   大幅な変化などが懸念される。

 毎日新聞(6/9)から、
 「太平洋の島々は成長を続けており、海面が上昇しても沈むことはない」。そう主張する研究論文が英科学誌「ニュー・サイエンティスト」に掲載され、論議を呼んでいる。

《どのような分野であろうと異論を挟む科学者は必ず出てくる。お互いにあらゆるデータを駆使し、己が主張の正しさを主張する。しかし、この論議の正しさが証明されるには、何百年、或いは年千年の月日が必要だろう。ひょっとすると、その間にはまた氷河期などが訪れることだってないことではない。》
 
 ツバルやキリバス、ミクロネシア連邦など南太平洋の島々は温暖化による計面上昇の影響で、将来的には地図上から消える「沈む島」と呼ばれてきた。

 論文のタイトルは「変形する島々が海面上昇を否定」。過去60年間に撮影された航空写真と高解像度の衛星写真を使い、ツバルやキリバスなど太平洋諸島の27島の陸地表面の変化を調査したという。

 その結果、海面は60年前よりも12センチ上昇しているにもかかわらず、表面積が縮小しているのは4島のみ。23島は同じか逆に面積が拡大していることが明らかになった。ツバルでは九つの島のうち7島が3%以上拡大し、うち1島は約30%大きくなったという。

 拡大は「浸食されたサンゴのかけらが風や波によって陸地に押し上げられ、積み重なった結果」であり、「サンゴは生きており、材料を継続的に供給している」と説明。1972年にハリケーンに襲われたツバルで、140ヘクタールにわたってサンゴのかけらが堆積し、島の面積が10%拡大した事例を紹介している。

 研究に参加したオークランド大学のポール・ケンチ准教授は「島々が海面上昇に対する回復力を備えていることを示す」と指摘し、「さらなる上昇にも適応する」と予測する。一方、海面上昇が農業など島民生活に影響を与えることは避けられないとして、「どのような地下水面や作物が温暖化に適応できるか調べる必要がある」としている。

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