« パワーウインドー 指切断、窒息など多発 | トップページ | 視神経再生に成功、マウス実験 »

2010年5月 1日 (土)

学校裏サイト対策

 毎日新聞(5/1)から、要約と、《 》内は私見。
 いじめや犯罪、トラブルの温床となっているインターネット上の「学校裏サイト」などを監視し、問題情報を見つけ出す「学校ネットパトロール」の効率的な方法を探るため文部科学省が専門家らの有識者会議を近く設け、調査研究に乗り出す。10年度末までに成果をまとめ全国の教育委員会に提供する方針だ。

《昨日も書いたばかりだ。問題は昨日今日始まったことではない、問題を問題としてとらえる感覚が全くない。すでに携帯電話の弊害は、もう取り返しのできない段階にまで蔓延している。ここまで放置していた大人たちが今になって騒いでも後の祭り、満足のいく対策などないだろう。だいたいが、大人たちの社会そのものが乱れ切っている世の中だ。子どもたちへの見本になるような社会はなくなっている。法はあっても守らない、人を騙す詐欺は横行している、平気で他人を殺傷する、産んだ子は捨てる。とは言いながら、やはりなんとかせにゃならん、との思いだろうが。》

 学校裏サイトは、子どもたちが携帯電話のメールなどを使って学校情報を掲示板などに書き込む情報交換の場で、特定の子どものいじめに発展するケースが目立っている。最近では自己紹介の「プロフ」(プロフィールサイト)やブログ(公開日記)に名前や生年月日、顔写真を公開してしまい、悪用される問題も増えている。現場の教師が悪質サイトを発見しても、別のサイトが開設されるイタチゴッコが続き、パスワードがないと見られないケースも増えているという。

《何を寝ぼけたことを言ってるのだろうか。携帯によるいじめの問題など何年も前から発生していた。何故今まで真剣に取り組まなかったのか。また、「いじめ」の本質は家庭教育の不在にあることを抜きにしては語れないことを繰り返し主張してきた。ネット上に出る結果だけを問題ととらえても、家庭教育の啓蒙が抜けていては片手落ちで、効果はないだろう。》

 有識者会議は、インターネットの違法有害情報やネットパトロールの専門家、学校、教育委員会関係者などで構成。パトロールを外部委託したり、学校で実施する場合の必要な条件、プライバシー面への配慮、委託先と学校との役割分担などについて検討する。

 同省の09年2月発表の調査によると、学校裏サイトやプロフなどの書き込みを教職員が定期的に確認している学校は、小学校20%、中学校45・1%、高校49・3%と中高では半数近くに上っている。

 学校ネットパトロールの実施状況について全国の都道府県教委に聞き取り調査したところ、専門業者などへの委託が17教委、専門の担当職員を配置し検索するが8教委で、半数以上が10年度に組織的対応を取ることがわかった。業者委託のための予算額は栃木県教委の2400万円を最高に、数百万円から1000万円前後が多い。一方で、現場の生徒指導担当の教師に委ねたり「パトロールでは根本的な解決にならない」と、マナー向上の生徒指導に力点を置く教委も少なくない。

《喉元過ぎれば熱さ忘れるで、マナー教育がその場限りのものであることは多くの事例が幾らでもある。また、パトロール経費がどれほど投資効果のあるものか、まずは無駄銭になるのがオチだろう。》

【ネットパトロールを業者などに委託する都道府県教委と、10年度予算額(単位・円) 】
 北海道(1300万)、宮城(700万)、秋田(1200万)、山形(320万)、栃木(2400万)、群馬(400万)、東京(1400万)、神奈川(100万)、愛知(1200万)、三重(未定)、京都(未定)、奈良(1000万)、和歌山(1000万)、鳥取(290万)、岡山(1600万)、熊本(1000万)、宮城(650万)

【ネットパトロール担当の専任職員を置く都道府県教委】
 青森、埼玉,新潟、富山、石川,福井、愛媛、長崎

 政府に自動検索システムの開発を要望しているのが富山県教委。「書き込まれたという子どもの相談を受けた教師が、4時間かけてもサイトを見つけられない。部活動や生徒面接の時間もなくなってしまう。専門家でないと限界がある」として、4月からネット監視員を採用し県内の小中高を対象に監視を始めた。

 10年度から業者委託を始める山形県教委は「携帯電話でしか見られないものもあり、通信費がかさみ、先生の個人負担では大変」と導入理由をあげる。

 東京都教委は09年6月から、監視や中傷の書き込みの削除要請を月約200万円で専門業者に委託した。10年2月には733校を巡回監視して242校から裏サイトを見つけ、飲酒喫煙などの不適切行為が460件、中傷189件、他人の個人情報300件、違法・犯罪行為2件などを発見した。

 だが、現場の教師の監視作業がなくなったわけでもない。都内のある中学校長は「問題を起こしそうな生徒の動静監視のため気づかれないようチェックしている。それでもすべての裏サイトは把握できない」と話す。

《生徒たちも知恵比べでもするように次々とまた巧妙に新しく開設するからだ。》

 09年4月から業者委託している東京都江東区教委は「たくさんお問題が見つかり、生徒指導も大変になった」との声も聞かれる。

 業者などに委託せず、学校などでの監視に委ねている茨城県教委は「パトロールは効果的ではない。パスワードで守られるサイトに潜り込まれたら、表には出ない。それよりも、モラルの充実やいじめが生まれにくい環境作りが大切」と話す。

 高知県教委も「パトロールは根本的な解決にはならない。イタチゴッコになるよりは、一人一人の子どもがいじめをしない子になるようにしていきたい」と話す。

《それそれ、「いじめをしない子になるように」ではもう遅い。先生の前で良い子を演じていれば済むだけだ。同じように親や保護者へは、暖簾に腕押し、糠に釘だろうが、家庭内教育の必要性を説いていくより道はないだろう。》

|

« パワーウインドー 指切断、窒息など多発 | トップページ | 視神経再生に成功、マウス実験 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107998/48235841

この記事へのトラックバック一覧です: 学校裏サイト対策:

« パワーウインドー 指切断、窒息など多発 | トップページ | 視神経再生に成功、マウス実験 »