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2010年5月29日 (土)

ローラー付き子ども靴

 ブログを始めた頃、はやっていたこのローラーシューズを取り上げたことがある。親と一緒の買い物にも拘わらず、親たちは子どもが人ごみの中で動き回るのを制止もせず、果ては一組の母と子が食堂まで連れだってきた。信じられないことに食事中の私たち夫婦の周りを回り始めた。小学生高学年くらいの女の子の2人連れだ。我慢ならず先に近寄ってきた1人に向かって叱りつけた。「食堂は遊び場じゃないぞ」。それから何年か経った。

 再びろくな躾けもしていない、されていない親子(例外なく子の方は女だ)がスーパーの中を動き回る姿がちらほら目につくようになった。商品が並び、カートを押す人が行き交う中で、遊び場感覚の買い物に連れ立ったバカ家族(父親も一緒のことがある)だ。

 毎日新聞(5/27)から、
 かかとの底にローラーを装置した子ども靴が流行しており、転倒事故などが相次いでいると、国民センターが26日発表した。滑走する子どもを避けようとして負傷した巻き添え事故も起きており、保護者らに注意を呼びかけている。販売業者などによると、ローラー付きシューズは02〜03年に流行し、08年頃から小学女児を中心に再ブームが起きた。つま先を上げると簡単に滑れるのが人気で、輸入販売業者も多いという。

《自分が転んで怪我しようと骨折しようと構わないが、周りの人たちを巻き込むことは勘弁ならない。まして人の多いスーパーの中で、靴を履かせたまま店内を滑らせるなどもってのほかのことだ。》

 同センターによると、事故報告や相談は05〜08年度はゼロだったが、09年度は15件と急増し、今年度も既に5件あった。9歳女児が昨年5月、補導の窪みにローラーが挟まって転倒し左手首を骨折、或いは20代女性が今年1月、後から滑走してきた女児を避けようとして右腕地面に打ちちうけて骨折、などの事例があったという。商品には「人通りの多い所では使用しない」などの注意書きがあるが、同センターは、より積極的な防止策を講じるよう事業者に求めた。

《使い勝手の分かっているようなものの仕様書など、目を通すものは滅多にいない。今では業者側は行き過ぎとも思える注意書きを添えていることが多いが、早くから目にしたのはシリカゲルのような乾燥剤に一々食べ物ではないことを書いているように、誰がこんなもの口に入れるか、というようなものにまで食べ物でないことを注意書きしている。反対に書けば書くほど読んでもややこしくなるのが電化製品などの説明書だ。ユーザーも読むのがどんどん億劫になり、つい飛ばし読みしたり、読まなかったりだ。そんなことの繰り返しで説明書を読まない人が多くなる。商品の説明書は所詮その程度のものだ。

懇切丁寧な取り扱い説明書、注意書きなどを添えても、何かことが発生すれば企業、事業者側は訴訟問題でやり玉に上げられる。センターが求める積極的な防止策とは具体的にどんなものか。買った靴をはいて転ぶことは事業者の責任か。それが理屈なら靴の底に車が付いていようとなかろうと同じことだ。転ぶものは他にもある。人の波の中で滑ることが多いローラースケートや、スケボー、一輪車や自転車で転べば事業者は積極的な防止策をとらねばならないのか。もっとも転ぶのが女の子ばかりだったら「何とかせい!」となることだろうが。

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