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2010年3月17日 (水)

養育放棄と経済格差

 ちょっと古くなるが毎日新聞(3/8)から、《 》内は私見。
 児童虐待をした親や保護者について全国児童相談所長会(会長・丸山浩一東京都児童相談センター所長)が調べたところ、全体では2割が無職だったのに対し、ネグレクト(養育放棄)をした親などに限っては3割が無職で、1・5倍に上っていることが分かった。非正規雇用の割合も全体では19%だったのにネグレクトでは26%。親たちの経済格差がネグレクトにつながっている疑いが浮かんだ。

《日頃感じていたことだが、多重債務の増加、ホームレスの増加、自殺者の増加、犯罪の増加など少しは分からないでもないが、児童虐待や育児放棄まで格差を理由にするような考えに、私は組みさない。育児放棄といえば、生まれるとすぐに子どもを他人に任せて働きに出るのも立派な育児放棄だ。これも格差社会のせいだと言えば許されるような世の中はおかしい。そのうえ分かったような分からない「子どもを社会で育てる」何ぞは理屈が通らない。子どもは真っ先に育児責任のある生んだ親が育てるのが決まりだ。「社会が育てる」は見守るということの言い換えでしかない。なんでも格差を理由にするのは甘えでしかない。今回の記事は、病理学的な面からの分析をすることもなく、虐待や育児放棄まで格差を原因に理論づけしようとしている。》

 調査は08年4月の改正児童虐待防止法施行などを受け、同所長会が実施した。同月から08年6月にかけ、全国197カ所の児童相談所のうち195カ所が虐待として対応した全児童8108人について集計した。

 8108人の加害者は
   実母   4308人
   実父   2102人
   養父    309人
   母の内縁の夫や交際相手203人 など。

 加害者側の就労状況をみると、食事jを十分に与えないなど子の世話をしない育児放棄や、身体的、性的、心理的な虐待を合わせた全体では、正規就労が30・2%、▽無職20・4%、▽非正規雇用19・2%の順。しかし、育児放棄に限れば無職が30・9%、▽非正規雇用26・4%、▽正規就労19・3%。無職と非正規雇用の合計は6割近くに達し、全体に比べ1・5倍だった。

《私のように生まれてすぐの乳飲み子を、一時預かり所のような託児所や保育所などにあずけることを育児放棄と考える人間には、上の記事にいう分類や数字は全く当て嵌らない。》

 虐待の背景とみられる家庭状況(複数回答)は、8108人全体では経済的困難33・6%、▽精神不安など親たちの心身状態に問題がある31・1%、▽ひとり親家庭26・5%。一方、育児放棄に限ると、経済的困難54・1%、▽ひとり親家庭41・1%、▽精神不安など親たちの心身状態に問題がある33・8%。全体では3分の1だった経済的困難が、育児放棄では半数を超えていた。

《格差社会は今に始まったことではない。太古の昔から人間がいるところには必ず格差社会が作られてきた。格差社会を悪とすることでは何一つ解決はできまい。メディアが格差社会を取り上げれば取り上げるほど甘えの結果として、現在発生しているひずみの現象が格差と一対になって増殖されるだけだ。》

《国際的疫学調査によると、貧しい国ほど平均寿命は短いと説く。だとすると、世界一長寿の国日本は世界一富める国ということになるのだが。》

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