« ネットで店探し、貸しブランド品 会員20倍 | トップページ | 子ども手当 »

2009年11月24日 (火)

奨学金延滞問題

 毎日新聞(10/21)から、《 》内は私見。
 《ひと月遅れだが、借りた金を返さない人間たちの、年収別分類を初めて調査したデータを発表していた。興味深い内容なので取り上げてみた。

 データは年収別に無延滞者と、6カ月以上の延滞者を並べたものだ。興味深いというのは、厳しい、苦しい、不景気だとはいうが、無延滞者でも年収100万円未満の人たちが同じく年収100万〜400万円までの人たちよりも返済率が高いことだ。これは一体何を意味しているのだろうか。メディアは相変わらず延滞は低所得が原因のように大書する。曰く「84%が年収300万円以下」と。年収が低いから返済できないのは当然だといわんばかりに。》

 独立行政法人「日本学生支援機構」(旧日本育英会)から奨学金を受け、返還が6カ月以上遅れている人の84・2%は、年収が300万円未満であることが同機構の調査で分かった。正社員の割合は31・4%で、半数が無職かアルバイトや派遣社員などの不安定な職種だった。

 調査は初めてで、17年12月現在の実態について無延滞者も含めて約1万1000人を対象に調べた。年収について回答した6カ月以上の延滞者は2390人。ものうち37・3%は年収が100万円未満で、100万円台が28・9%、200万円台が18・0%だった。無延滞者は303人が回答したが、400万円以上が50・2%で、300万円未満は36・0%にとどまった。

《新聞は無延滞者について詳しく書いていないが、年収100万円未満の返済率は15・7%、100万〜200万円未満が9・4%、200万円〜300万円未満が10・9%、300万〜400万円未満が13・8%となっている。メディアが書く「400万円以上が50・2%、300万円未満は36・0%にとどまった」とは、読む側、聞く側の印象は随分異なる。どん底に喘いでいる人たちに、苦しくとも借りたものは返さなければ、の強い意志を感じるのは私だけか。一方、延滞者に年収400万円以上の人間が7・5%もいるのだ。》

《「苦しい」ことを言い訳にして、あわよくば時効を期待する食い逃げの相談が増えている。例えば、日本育英会(現日本学生支援機構)から借りた奨学金も時効になるのか、とか、返済できない場合、時効の成立を待ってもいいか、とか、5年が経過したら返済義務は消え、時効扱いになるか、或いは、借金の時効が成立したら新たに借金することができるのか、などなどだ。》

  地に堕ちたモラル 延滞増える奨学金 - 3 - 09/10/

 職業については、無延滞者の3859人が回答。67・7%が正社員で、アルバイトや派遣社員、臨時職員などの不安定な職種は13・4%、無職は5・0%だった。一方、6カ月以上の延滞者(回答7162人)では、アルバイトなどが36・3%、無職は15・8%。

 延滞の理由(複数回答)は「本人の低所得(40・8%)」を挙げた人が最も多く、特に大学院で奨学金を受けていた延滞者は57・1%に達した。「親の経済困難」(37・3%)、「本人の借入金の返済」(23・8%)などが続いた。

 同機構は「年収300万円未満の給与所得者などには返還を猶予する仕組みがあるが、周知を進めたい」としている。

|

« ネットで店探し、貸しブランド品 会員20倍 | トップページ | 子ども手当 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107998/46849492

この記事へのトラックバック一覧です: 奨学金延滞問題:

« ネットで店探し、貸しブランド品 会員20倍 | トップページ | 子ども手当 »