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2009年10月29日 (木)

海外ブランドが日本から逃げ始めた

 毎日新聞(10/29)から、要約と《 》内は私見。
 驚異的な成長を続ける中国目指して、これまで甘い市場の日本に集まっていた海外高級ブランド店が、次々に日本からの撤退を始めたという。

 英フィナンシャル・タイムズは今月7日、イタリアの高級ブランド、ジャンニ・ベルサーチが日本の直営店を既に閉店し、日本法人の事務所も月内に閉鎖すると報じた。

《有名ブランドが日本に入って来る時にはメディアは挙(こぞ)って華々しい記事を並べるが、消え去る時にはニュースにもならず、海外メディアからの逆情報でお茶を濁すようだ。》

 派手な色合いのスーツやネクタイ、腕時計で、元プロ野球選手の新庄剛志さんらの有名人が愛用していたことで知られるブランドだ。東京・紀尾井町のホテルニューオータニにあった日本法人の本店に電話すると、「番号は使われていません」のメッセージが流れるだけ。ホテル関係者によると、すでに店舗を閉鎖したという。ホテル関係者によると、既に店舗を閉鎖したという。

《暢気な記者さんだ。既に「閉店」の情報を聞かされていながら、留守になった先に電話を掛けて、呼び出し音だけを聞いているさまの、何とも情けない姿が目に浮かぶ。この記者、「閉店」の意味も理解できないらしい。》

 三井物産などは5日、英「バーバリー」と結んでいる日本でのコートの生産販売に関する2020年までの契約期間を5年間短縮した。三井物産は「経済環境が激変し、長期契約の是非を検討し直した」と話す。

《昔は男性の憧れでもあったバーバリのコート、既に昔日の面影はなく、マフラーなど偽物も混じって今では日本中の女子高生の首に巻かれて、バーバリーは1ランクも2ランクも低いブランドになってしまった。》

 数寄屋橋交差点近くで工事が進む地下4階、地上12階建てのビルには、ルイ・ヴィトン・ジャパンの顔になる大型旗艦店が入居する計画があった。しかし昨年12月に白紙に戻った。ヴィトンの代わりに入居を決めたのは、低価格のカジュアル衣料を世界で展開する専門店、米ギャップ(GAP)。大手商社の幹部は「流行鮮度の高さと安さが両立するファストファッションの時代の象徴だ」と話す。

 海外の高級ブランド店はかつて、百貨店を日本進出の足場とし、客を集めて路面店を増やした。しかし、不況で百貨店からの客離れが進む中、若者層の人気は「ユニクロ」に代表される手頃な価格の専門店に集中、高級ブランド離れが加速、1割前後の売上高の減少が続く百貨店の中でも、「高級ブランド品に限ると2割近くの減少が続いている」(大手百貨店)という。矢野経済研究所によると、08年の海外高級ブランドの国内市場は1兆643億円と前年比10・2%減少。09年は1兆円を割り込む見通しだという。

 ブランド好きの放送作家、山田美保子は「高級ブランドブームは私たち50代前半が女子大生の頃から引っ張ってきたけど、ブランド好きにはエルメスのパーキンも行き渡り、私たちも将来の蓄えにシフトしている。若い人は数十万円のスーツなんて買いません。衰退も仕方ない」と話す。

《そうか、将来の蓄えにシフトするか。確かにあの世が近くなったものに、持っても似合わなくなったバッグや着られなくなったスーツなど、不要だろう。》

 高級皮革バッグなどで知られる「コーチ」の09年7〜9月期の日本の売上高は前年同期比3%減となる一方で、中国では2桁成長を記録した。 世界的な景気低迷が続くなか、欧米有名ブランドの関心は高成長が続く中国など新興市場に移り、日本のファッション業界には寂寥(せきりょう)感すら漂っている。

《偽物天国ともいえる贋作ブランドの横行する中国で、本物がどれだけ売り上げを伸ばすことができるのか、ひょっとすると、日本撤退は失敗に終わるかも知れないぞ!?。》

 

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