におい
ひと月も前の記事(毎日新聞:9/7)から、
自分だけでなく、他人も含めて最も気になるにおいは口臭で、約8人に1人が口臭が原因で、同僚や恋人などとのつき合いを止めたり避けたりしていたことが、江崎グリコ(本社・大坂市)の調査で分かったという。
口臭の原因には、ニンニクなどを食べた時に発生する食品由来のほか、歯周病などの病気、舌の表面に付着した食べかすなどが考えられる。日頃の口腔内の手入れが大切と言えそうだ。
調査は5月、インターネットを使い、20〜50代の男女各100人の計800人を対象に実施した。
その結果、自分の臭いで気にしているのはいずれも複数回答で、
口臭の 78%
汗臭さ 72%
足・靴下の41%続いた。
また、他人の臭いで最も気になるのも
口臭がトップで 82%
続いて汗臭さ 67%
たばこの 61% だった。
また、臭いが気になる場面は
職場・学校 62%
電車・バスの中 43%
家庭 21% だった。
さらに、13%が口臭を原因につき合いを敬遠し、
その内訳は、
同僚・同級生が 35% だったが、
恋人と答えた人も 8% に達し、人間関係を考える上で楽観できない状況が浮かび上がった。
《臭いと聞くだけで鼻をつまみたくなる体験は、現役時代の毎日の通勤電車内だ。今ほど消臭のための医療品や香水も出そろっていない頃になる。欧米人に比べて比較的体臭が薄い日本人とはいえ、やはり腋臭の強い人間が近くに来た時ほど苦しい思いをしたことはない。特に外国人のそれは離れても離れても臭いが追いかけてくる。昔から腋臭には明礬水が使用されていたが、知ってか知らずにか、若い女性や、男性の汗と混じってのものは途中下車か隣の車輛への移動を何度かしたことさえあった。
《また、子どもの好きな果物のイチゴの臭い付けをしたチューインガム、大人の女性にも人気があったが、化学薬品でつけたガムの電車の中での臭いは、人ごみの臭いに混じって反吐がでるようなくさ味の強い悪臭だった。私のチューインガム嫌いはあのイチゴくさいガムからだ。口臭では、出勤時の満員電車に飛び乗ってきた若い女が、顔の真っ正面で思わず吐いた息だった。歯も磨かず家を飛び出したのか、嘔吐の出そうになるのを我慢するのがやっとだった。100年の恋も一瞬で消え失せるのは男も女も一緒だろう。
《香水と言えばマリリン・モンローが、寝る時にまとうものを尋ねられて「シャネルの5番」と答えた名台詞があるが、香水以外は何も身にまとっていないという、とっても洒落て、セクシーな言葉を思い出す。しかし、この香水が曲者(くせもの)で、馥郁としてほのかなかおりにはとんとお目に、いや、お鼻にかかったことがない。もともと風呂嫌いのフランス女の体臭を隠すために開発されてきたもの。体臭混じりで嗅ぐのはご免だ。
《記事の真っ先に書いてあるが、ニンニクの臭いは私は大好きだ。生ニンニクの摺りおろしをたっぷりとかけて食べるラーメンは最高に美味しい。食べ物本来のかおりだから、人中に出ることにも遠慮はしない。
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コメント
結局コマーシャルの影響なんでしょうね。
体臭にしても部屋の匂いにしてもあって当たり前のものですが、以上に匂いに対して嫌悪感を抱くようなコマーシャルばかりで、人前で息もできないような感覚にさせられてしまっているようです。
私の父は肉体労働でトラックには汗を拭いたタオルを置いてありましたが、私はその匂いが大好きでした。
消臭剤や芳香剤を売ってるメーカーはそういう事を否定しているのかなあ? なんて考えてしまいますね。
香水も鼻について外を歩いている時でも気になる時がありますが、逆に香水をつけなきゃそんなに臭いの? なんて思ってしまいます(笑)
投稿: BEM | 2009年10月 6日 (火) 01時31分