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2009年10月25日 (日)

マグロ漁獲枠削減

 突然、緑色の閃光とパチパチと弾ける音がして、後1カ月ほどでまるまる15年に届こうかという年数親しんできたテレビが壊れた。勿論ブラウン管だった。地上デジタルなど特に必要としないまま不自由もなく過ごしてきたが、昨日まで傍にあったものがなくなると、ついつい寂しさが押し寄せてくる。

 早速、量販店で地デジ対応を買い求めた。従来からケーブル・テレビでデジタル対応のチューナー(STBセットトップボックス)をレンタルしているので、地デジ対応テレビは搬入した時点から見ることが可能。1日だけテレビのない生活だったことになる。現在、何十年と録りだめしてきたビデオ(約1100タイトル)からのDVDへのダビング作業中で、ほぼ完結に近づいていたため、編集上にも欠かせない必需のものだった。

【閑話休題】
 毎日新聞(10/24)から、
 韓国・済州島で開かれていたミナミマグロ保存委員会(CCSBT、9カ国・地域)の年次会合は23日、10、11年それぞれのミナミマグロ漁獲可能量(TAC)を09年比で20%削減することで合意し閉幕した。日本の漁獲枠も20%減となる。クロマグロと並ぶ高級魚であるミナミマグロは、乱獲による減少の懸念が高まっており、CCSBTの科学委員会が漁獲量の削減を勧告していた。

 09年のTACは計1万1810トンで、日本は豪州に次ぐ3000トンを割り当てられている。今回の合意でTACは9449トン、日本は2400トン、豪州は約24%減の4015トン、韓国と台湾は約25%減の859トンとなった。

 世界には五つのマグロの漁業管理機関があり、ミナミマグロに限らず他のマグロ類も漁獲削減が議論されている。野生生物としての保護を求める自然保護団体の動きもあり、世界最大のマグロ消費国・日本は難しい対応を迫られている。

 将来の供給に不安が漂うマグロだが、国内の生産者や流通業者にとっては、むしろ食生活の変化や不況による消費低迷が悩みに種だという。当面、漁獲量が削減されても価額が急騰することはなさそうだ。

 総務省の家計調査によると、全国の2人以上の世帯が1年間に購入するマグロの量は03年以降一貫して減少している。08年には2・491キロと、02年の3・564キロから1キロ以上減った。昨年以降は景気悪化の影響もあって、高級なクロマグロ、ミナミマグロの不審が目立ち、農水省が調べた今年8月末時点の在庫は両魚種の合計で2万4106トンと、2年前より約8300トンも積み上がっている。

 東京・築地市場の価格も低迷している。今年9月の冷凍クロマグロの平均価格は1キロ当り3298円と、昨年末から614円の値下がりとなった。ただ、業界では漁獲量減少を懸念する声も広がっている。築地の卸業者は「クロマグロなどは過剰感が強いが、秋以降はメバチ、キハダの一部が値上がりに転じている」と話す。

 一方、日本の生産者は消費低迷と漁獲減、燃料価格の高騰の「三重苦」で苦境に陥っている。国内のマグロ漁船は今年度、政府の基本方針に基づき87隻が減船になった。経営不審から廃業する漁業者も多く「マグロ大国日本」の行方には暗雲が漂っている。

 一方、ここにきて水槽で養殖したマグロの出荷が、数年後には実現しそうな情報もある。駿河湾を望む静岡市の三保半島で、マグロを陸地の水槽で養殖する研究が進んでいる。海中の生簀にくらべ赤潮被害を受けず海を汚さないのが特徴で、世界的にも,珍しく環境にも優しい。既に9キロ近くまで育ったマグロもあり、関係者は数年後の出荷を目指している。

 研究を進めるのは、三保半島にキャンパスを置く東海大海洋学部の秋山信彦教授(48)と静岡県焼津市の技術開発会社「WHA」。同学部の構内に直径5メートル、深さ約1メートルの円形水槽4基を設け、3年前からクロマグロ(本マグロ)の幼魚を育てている。水は構内の深さ約30メートルの地中から汲み上げた「地下海水」を使用。細菌が繁殖しにくく、水温も17〜20度で安定しているなどの利点があるという。(中略)

 マグロは先月までに、8・9キロまで成長。解体したところ、トロや赤身の脂などは市場に出回るマグロに近いレベルだという。今後、採算ラインの約30キロまで育てるため大きな水槽を新設する。WHAの萩原社長(51)は「マグロの漁獲規制の動きもあり、卵からの養殖も目指したい」と意欲的だ。

《地球規模の人口は増え続けている。このままでは海洋生物に限らない、資源の枯渇は必ず来る。口にするものがなくなれば、人はそれに取って代わるものにすぐに慣れる。養殖マグロも必ず舌は誰かの一声で旨いものになる。それほど味覚などというものは相対的なものだ。

《私は、肉を殆ど食べない魚派の人間だが、日本海(若狭湾や近海)の新鮮な魚を日常食していた関係から、マグロが特に高級魚とのイメージは全くないし、旨い魚とも思っていない。寿司やでもマグロ以外のものの方を好んで食べる。現在のマグロ熱は商業ベースで作られたもので、ただの思い込みからのものだと思っている。しかし、漁獲量の制限は、これかの日本人のマグロ崇拝の路線変更を、余儀なくされることになりそうだ。

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