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2009年9月 4日 (金)

酒 二題

 毎日新聞(9/4)から、《 》内は私見。
 (その一 埼玉版) 路上で寝込み交通死が多発、県警が注意。
 高齢者が関係した交通事故の多発を受け、県警は3日、緊急高齢者交通事故防止特別対策隊(45人体制、大友信幸隊長)を組織した。

 県警によると、2日現在の県内の交通事故死者134人のうち、70人が高齢者で、全国でも最多Tなっているという。ここ数年の死者に占める高齢者は約4割だったが、今年は半数以上。県警は街頭や駅前での啓発活動を通じて対策を進めるという。

 3日の発足式では、村山幸央交通部長が「高齢者の事故死者の8割が歩行中か自転車乗車中。さらにその8割で、信号無視など何らかの事故原因を作ってしまっている。高齢者は交通ルールを学ぶ機会が少ない。周知徹底を」と訓示した。

 また、酒に酔うなどして路上に寝込んでしまった人が、車に轢かれて死亡する事故が8月22〜27日に連続3件発生し、県警交通企画課が注意を呼びかけている。県警によると、同様の死亡事故は5〜7月にも5件起きている。担当者は「路上で横になっている人を見掛けたらすぐ110番し、警察官が到着するまで、その人が跳ねられないように手前に車を止めるなどしてほしい」と話している。

《酒はいろいろと面白いニュースを提供してくれる。酒が売られている以上、世の中から酒にまつわる事件は絶えることはないが、酔っ払って路上に寝込み、車に轢かれてほろ酔い気分のまま天国に行くとは愉快そのものだ。しかしながら、車の前に障害物然として横たわり、迷惑な自殺志願状態でも轢いた車の運転手はただでは住まない。どちらが悪いかは一目瞭然で、道路上に、車の前で寝込んだ方が悪いに決まっている。標語にもある。「車はすぐには止まれない」。これが夜道なら轢いて当然の状態だ。運転者が気がついてもその時にはすでに車の下だろう。それでも世の中は酒飲みを庇うだろう「酒のせいだったんだ」と。》

《警官が、「路上で寝転んで交通妨害状態の酔っ払いを見守ってやれ」とおっしゃる。噴飯なのは、最近テレビや紙面を賑わしている警察職員による飲酒運転の報道だ。酒が止められない自分達がそうだから、路上で寝転がっている同病仲間を憐れんでか、自分達が立ち寄るまでそっと寝かせておいてやってくれ、ときたもんだ。次は飲酒運転警察官たちの話。》

 (その二)
 警察職員による飲酒運転事案が増えていることを受け、警察庁は、アルコールが原因で肝機能が低下している職員を提起健康診断などからリストアップし、積極的に治療や入院を勧めるなど指導を強化する方針を固めた。8月にアルコール依存状態の警官による飲酒轢き逃げ事件が起きた福岡県で先行的に実施し、その検証結果も踏まえながら具体的な制度を検討する。

《警察官であろうと好きな酒ならいくら飲んでも構わないことだ。だが、良くいわれる「酒に飲まれる」ような癖のある人間は、自制心もなく、己をコントロールすることもできない。この種人間はもともと警察官には向いていない。》

 安藤隆春長官が3日の会見で「一部職員の過度のアルコール摂取の問題についてはさらに踏み込んだ対策が必要だ」と発言。福岡県警の田中法昌本部長も同日、再発防止策を検討する緊急会合で「一定の基準で、プライバシーを踏み越えて指導する」と述べた。警察庁によると、飲酒運転による懲戒処分数は、06年に福岡市で元市職員による3児死亡事故があったのを契機に免職など厳罰化を進めた影響で、減少傾向が続いてきた。ところが、今年は上半期(1〜6月)だけで昨年1年間(9人)を上回る11人となり、一転増加に転じた。

 全国の警察署では、少なくとも年1回は上司による身上把握のための面接で、飲酒の有無や回数などを聞き取り、過度の飲酒に注意喚起をしてきた。警察幹部によると、前腕内側にテスト用ばんそうこうを張り、アルコールに対する体質を判定するアルコールパッチテストを実施している警察本部もあるとされる。

 しかし、逮捕された福岡県警の警官は、3月に肝機能障害で入院し、退院後も家族から「健康を害するほど飲んでいる」と県警に相談があるほどだったが、依存症の診断はなく、専門的な治療を受けたことはなかった。警察庁は、兆しがありながら飲酒運転を防げなかった点を重視。年1回の定期検診の肝機能データや面接、医師の所見などから依存状態やその予備軍だと判断した時点で、専門医による治療や入院を強く勧める方針だ。

《取り締る側の警察官がこの体たらくでは、検問で呼気濃度を調べられようとしても、「お前が先にやって見せろ」と逆ねじを喰らわされかねない。》

 
 

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