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2009年8月 8日 (土)

生物多様性って

 長く生きていると耳慣れない言葉がどんどん生まれ、覚えるのに一苦労する。次から次に造られる流行語、造語、短縮、簡略語など覚える必要のないものまで一度は気になって目につく。クイズなどで現代の常識として出題される言葉の殆どは、覚える必要のないばかげたものが多いが、先日スポーツ欄の見出しに大きくカタカナで「イチ」というのを見つけた。今まで簡単な字で省略されたことのない人名のイチローのことだった。イチローがいつの間にか「ポチ」の仲間入りしたような省略に驚いた。

 毎日新聞(8/1、3)から、
 内閣府は1日、「環境問題に関する世論調査」の結果を発表した。G8環境相会合などでの主要議題「生物多様性」という言葉を「聞いたこともない」との回答が61・5%に上った。政府の第3次生物多様性国家戦略では、11年末までに50%の認知度達成を目指しているが、国内で理解が進んでいない実態が浮き彫りになった。

 調査は6月、全国の20歳以上の男女3000人を対象に面接方式で実施。1919人から回答を得た(回収率64%)。

 生物多様性は、地球上に多様な生物が存在し、それぞれが係わ合いりながらバランスを保っている状態のこと。来年には名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催され、多様性保全のための新たな目標や、遺伝子レベルで医薬品などのもとになる有用生物を取り扱う国際ルールづくりなどが議論される予定。

 調査では、生物多様性の意味を知っている人は12・8%、「意味は知らないが聞いたことがある」は23・6%だった。

 一方、多様性の意味を説明したうえで環境保全への考え方を尋ねたところ、「人間の生活が制約されない程度の環境保全」との回答が過半数を占めた一方で、「制約があっても環境保全を優先」が約4割を占めた。環境省生物多様性地球戦略企画室は「生物と触れ合うなど体験を通じて、多様性の意味と重要性をもっと多くの人に理解してほしい」としている。

《かく言う私も、普通にいう多様性なら分かるが、「生物多様性」というのが問題になっているとは知らなかった。環境省は多種多様な生物のどれと触れ合えというのだろうか。陸上(空飛ぶ昆虫や鳥,草木も含めて)、水中、体内、顕微鏡下の菌、ウイルスなど皆生物なのだが。》

 例の質問「なるほドリ」欄から
 「生物多様性」の国際会議が、来年名古屋で開かれるらしいが、何のことだろうか。
 
Q 国際会議をするくらいに大切なことか

A 酸素は光合成によって植物が作り出す。世界の薬の4割は植物や動物など自然界から摂取したものをもとにしている。私たちの生活は生物多様性によって支えられています。また、多様性が維持されていれば、環境が変わっても、すべてが絶滅せず、ある集団は生き残ることができる。

Q なぜ最近、問題なのか

A 生物多様性がものすごいスピードで失われているからだ。地球の数十億年の歴史の中で、現代は6回目の大量絶滅時代と呼ばれ、毎年約4万種の生物が絶滅している。日本でも野生動植物の3割が絶滅の危機に直面している。開発による森林の減少や乱獲、外来種の持ち込み、化学物質による汚染など人間活動が原因だ。

Q ひどいことだが、知らなかった、どうすれば良いのか

A 赤道近くのコーヒー産地は、熱帯雨林で生物多様性が豊かだ。しかし、経済的に貧しいため、原生林を焼き払って農業をしている。最近では、森林の木陰を使った栽培もおこなわれるようになっている。価額は高いが、例えば、このようなコーヒーを選べば、生物多様性の保全につながる。

Q 会議は何を決めるのか

A 日本など191の国・地域が参加している国連の生物多様性条約は02年に「生物多様性の損失速度を10年度までに顕著に減らす」と掲げたが、達成のめどは立っていない。そこで10年以降の新たな目標を含む、条約戦略計画を決めることになる。

《発展途上国と所謂先進国、お互いに利害損得のある中で、具体的な取り決めは難しい。抽象的な旗印が決まるのが精一杯のところだ。》
 

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