温室効果ガス80%削減なら
昭和天皇による戦争終結の詔勅が読み上げられてから、64回目の日に当たる。この日を終戦記念日と称んでいる。政府の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。麻生は武道館に、片や安倍晋三や小泉らは靖国詣でをやったらしい。敗戦を終戦と呼ぶことで戦争責任を曖昧にし、日本人自身の手では未だに戦争責任の決着もつけられないで、A級戦犯が靖国にのうのうと祀られている日本。
毎日新聞(8/15)から、要約と 《 》内は私見。
環境省は14日、生活水準を下げずに50年までに温室効果ガス排出量の05年比80%減を可能にする試案を公表した。一人当りのGDP(国内総生産)成長率が年1〜2%でも全乗用車をエコカー化し、太陽光発電量を05年比で120〜140倍にするなど、「脱化石燃料(石油など)」や省エネを徹底することで実現可能としている。
試案は、7月のラクイラ・サミットで主要8カ国の主脳宣言に「先進国全体で50年までに80%以上削減」することが盛り込まれたのを受けたものだ。
2050年80%の 経済発展重視・ ゆとり重視・
ための主な対策 都市集中型 地域分散型
(成長率年2%、 (成長率年1%、
人口9500万人) 人口1億人)
原発の発電量
(05年比) 1・4倍 1・2倍
太陽光発電容量
(05年比) 120倍 140倍
乗用車 電気自動車 電気、ハイブリ
100% ッド車が各50%
公共交通機関
利用率 10ポイント増
(00年比) (00年40%→50年50%)
《主要国同士も、お互いに思惑もあり、アドバルーンだけなら幾らでもドでかく高く揚げる方がよかろう。だが、早々の破綻というべきか、日本のアドバルーンに綻びがありガス漏れの事故が問題となったようだ。究極のエネルギー源と思われる「お天道さま」頼りの太陽光発電パネルに、たった10年で故障が1割もあることが分かったという。》
家庭に備え付けられる太陽光発電の約1割が、設置後10年以内に故障で交換されていることが、産業技術総合研究所太陽光発電研究センターの加藤和彦主任研究員の調査で分かった。
主要メーカーは、期待寿命を20年以上としているが、故障や交換の実態は明らかになっていない。品質向上や保守管理の充実が求められそうだ。
分析は、太陽光発電の利用者などでつくるNPO法人「太陽光発電所ネットワーク」(東京)の協力で、95〜05年に設置、運転・保守記録が残されている257件を対象に実施した。その結果、設置後10年以内に太陽電池パネルの一部または全部を交換した利用者は約13%の34件あることが分かった。また、修理や交換はしていないが、発電量の記録から故障の可能性が高いのが8件見つかった。
《各自治体でも補助金を出して家庭用パネルの設置を推奨しており、メーカの品薄状態さえ聞こえてくるが、およそ200万円前後はする代物だ、10年も保たない利益優先の乱造の品では困るのだ。不動産に付随する設備であるなら、不動産並みの耐久性がないと投資効果など無いに等しい。電気自動車の、1回の充電当りの走行距離が飛躍的に伸びたように、太陽光を利用する以上、半永久的な耐久性が得られるような改良が必要になる。》
太陽光発電は、期待通りの発電量が得られなくても、気象条件で刻々と変わることもあり、利用者には故障の有無を見分けるのが難しい。メーカー側も保守点検の法的義務がなく、利用者の指摘で初めて点検しているのが実態だ。
保証期間について、メーカーの多くは10年間としている。保守管理体制ではメーカーや営業所、設置年代によって対応が分かれている。業界団体の太陽光発電協会は「実態は把握していない。各メーカーの責任で保守管理している」としている。あるメーカーは「故障時には適切にメンテナンスしている」と話す。
ネットワークの都筑建事務局長は「保証期間が過ぎて全面交換した場合、設置費用と同程度にかかることがある。その後の利用を諦める人もいる」と指摘する。
《これでは環境省の太陽光発電容量05年比120倍、あるいは140倍などという数字は、寝言か、世迷いごとにしか聞こえてこない。》
加藤氏は「行政や業界は、普及を図るためにも耐久性や保守・管理のあり方を真剣に考えてほしい」と話す。
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