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2009年7月15日 (水)

エアーズロック 入山禁止

 表題の記事は「国際」ページの記載になっているが、内容を読めば「文化・歴史」の方が当たっている。日本でももともとは信仰の山、現在屎尿問題で困っている富士山にも、ただ、「対岸の火事」と済ましてはおられない参考になる出来事だ。海外旅行時以外、ミネラルウォーターを購入したことのない私には関係ないことだが、環境汚染とともに、長い年月かけて伏流水となって利用されている富士山の水(ミネラルウォーターが伏流水そのままだとは思っていない)、いずれ遠くない将来大腸菌まみれになった伏流水になることもあり得るのではないだろうかと勝手に想像している。

 毎日新聞(7/14)から、
 豪ABCテレビ(電子版)によれば、「エアーズロック」の別名で知られるオーストラリア中部の巨大な岩山「ウルル」について、同国連邦政府は、先住民アポリジニの聖地であることから、観光客の入山を禁止する計画を策定中だと明らかにした。今後各方面と調整をした上で、18ヵ月以内の実現を想定しているという。

 ウルルは北部特別地域(準州)にあり、高さは346メートル。内外から毎年35万人の観光客が訪れ、うち10万人以上が入山している。1985年にアポリジニに所有権が返還された。アポリジニは以前から観光客の入山に反対していた。

 政府は閉鎖計画に関連し、勧告客が環境に及ぼす影響を指摘。山頂にはトイレもないため汚染が広がり、動植物や近くで遊ぶ子どもの健康に悪影響を与えているとした。アポリジニの地権者の一人は「われわれの聖地に対する宗教的な敬愛の念を尊重すべきだ」と話している。

《ウルルはたかだか346メートルの山だ。往復しても大小便の必要など準備一つで解決可能だ。腹の調子が悪ければ登らなければいい。富士山も、世界遺産から外されて以来、心ある登山家が始めた清掃登山も度重なっているが、一方で、山頂のトイレは登山者の数からはとても足りない処理量で、山頂付近の汚染はひどい状態が続いているようだ。現代の日本人には信仰を説いても効き目はない。これ以上富士山が糞尿まみれにならないためには、入山者の制限か、下山の際には自分の糞便の持ち帰り(瞬間固形化)、或いは尿の再生飲料化程度のことは簡単だろう。或いはもっと進めて入山禁止にするほかないのでは、と以前書いた。どこの国の人間も、モラルを説いても始まらない、今度のオーストラリア政府の決断には敬意を表しておきたい。》

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