ナルコレプシー
毎日新聞(6/19)から、
夜間に十分睡眠を取っても昼間に眠くなる過眠症の代表的な病気「ナルコレプシー*」について知ってもらおうと、NPO「日本ナルコレプシー協会(なるこ会)」が、東京都内の中学校を対象に啓発活動を始めた。ナルコレプシーの発症年齢は10代が多く、中でも13〜15歳がピークと言われている。
* ナルコレプシーとは私は始めて耳にすることばだ。記事タイトルに「授業中の眠気 病気かも」とあるので病名らしい、とは分かる。日本語にしてくれると理解が早い、「居眠り病」「過眠症」と呼ばれるもので、なりやすい体質とストレスなどの環境因子が重なって起こると考えられている。《相変わらず最近は何にでも流行語のような「ストレス」というものがついて廻る》
患者数は国内に20万人以上と言われているが、実際に治療を受けているいるのは1割以下と推測されている。日中の耐え難い眠気の他、脱力発作などの症状があるという。
日中の強い眠気が3カ月以上続く
周りは寝ていなかったり、緊張を強いられるような場面でも眠くなる、
などが該当する場合、過眠症の疑いがあるという。病気の発症原因は解明されていないが、服薬による治療で症状を抑えることができる。
《13〜15歳がピークということは中学生辺りがそれに当たる。周りは眠っていない授業中居眠りする生徒を見つけても、病気かも知れないとなると、迂闊に厳しく注意することもできなくなる。予習復習に限らず、ゲームやメールなどで夜更かしをし、夜間の睡眠不足の影響であったとしてもだ。教師はますますガラスのように弱々しく仕立てられていく子どもを相手の職業になって行かざるを得なくなりそうだ。》
同会は、過眠症やナルコレプシーの症状と治療法などの基礎知識をまとめたパンフレットと啓発用ポスターを5月末から都内の私立、公立中学校約800校に送付している。河野通久副理事長は「病気と気づかないまま、成績が落ちたり授業中の居眠りをだらしないと叱られて自分を責めてしまう子が多い。先生方に理解してもらい、早期治療につなげたい」と話す。
《子どもに限らない。飲み過ぎでもない、麻雀でもないのに大事な会議などで居眠りしてしまい、やる気を誤解されやすいサラリーマン、ひょっとして自分も、と思い当たるようなら、早めに専門医に診断を受け、「過眠症」「ナルコレプシー」のお札を手に入れることだ。堂々と居眠るためにも。》
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